最も人気の投資戦略2つが裏目に、ファンド運用者は損失必至

  • FAANG-BAT株、先週末以降で時価総額約22兆円失う
  • 5年ぶりネットショートのドル、予想外に上昇
Photographer: Bloomberg/Bloomberg

世界で最も投資額の多いトレーディングの二つが全く同時期に思惑とは逆の方向に動き始め、ファンドマネジャーは二重苦にあえいでいる。

  フェイスブックとアマゾン・ドット・コム、アップル、ネットフリックス、グーグル親会社アルファベット、さらに中国の百度、アリババ、テンセントを加えた「FAANG-BAT」株は先週後半以降、合計で2000億ドル(約21兆8000億円)余りの時価総額を失った。これらはバンク・オブ・アメリカ(BofA)が今月初めに行った調査で、資産運用者が市場で最もロングが多いと指摘した銘柄だ。

  同時に、ドルの上昇基調が復活した。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファンドや大口投機筋のドルに対するポジションは5年余りで最大のネットショートだった。

  ウィーデンのチーフ・グローバル・ストラテジスト、マイケル・パーブス氏は「これら大手ヘッジファンドとマクロファンドの一部が再三再四、同じ投資対象に飛び付いていることが問題だ」と指摘。「極めて短期間のうちに持ち高が大きく偏りやすい」と述べ、「困惑の度は極めて高い。現在起きている地殻変動を投資家は理解しようとしているところだ」と続けた。

原題:As Most Crowded Trades Turn Sour, Fund Managers Brace for Pain(抜粋)

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