Photographer: Brent Lewin

アリババ不在の中国株市場-テクノロジー大手の地元回帰へ方法探る

  • CDRの試験プログラム公表-企業構造でも例外措置講じる
  • 中国の10大テクノロジー企業のうち6社が米国市場で取引
Photographer: Brent Lewin

中国の株式市場は世界2位の規模であるにもかかわらず、国内で取引できる中国の大手テクノロジー株がほとんどない。

  電子商取引大手のアリババ・グループ・ホールディングや検索エンジンの百度(バイドゥ)を含む中国企業が本土外で新規株式公開(IPO)を実施し、ニューヨークや香港の投資家を豊かにするのを長年見てきた中国は今、株式市場の拡大を目指している。そこで探るのは、計1兆4000億ドル(152兆5000億円)相当の価値を有する自国企業の上場先を国内に回帰させる方法だ。

  中国当局は、時価総額2000億元(約3兆4600億円)を上回る海外上場企業を上海または深圳の証券取引所に上場させる手段として中国預託証券(CDR)の試験プログラムを公表。このCDRでは、アリババなどが中国本土市場を敬遠してきた一因であり、中国が同市場で認めてこなかった企業構造の利用を認める。新たなテクノロジーの巨人を獲得する重要性を認識している証しだ。 

  米株式市場ではテクノロジー株が全体の約4分の1を占めており、この割合は中国市場のほぼ2倍。また、中国の10大テクノロジー企業のうち6社が米国市場で取引されている。

  中国はアジアで最も活況を呈する市場だが、米国市場に比べると見劣りする。CDRの導入は、海外投資家に対する市場開放の取り組みと合わせ、この格差を縮小するのに役立つ可能性がある。
         

原題:China’s $1.4 Trillion Tech Gap Is Holding Its Stock Market Back(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE