ドル・円続伸、米金利上昇受けた買い継続-110円ちょうど意識との声も

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  • 米10年債利回りは一時3.007%-2014年1月以来の水準を更新
  • 米金利上昇のリスク限定、ドル買いになりやすい-三井住友信託

東京外国為替市場のドル・円相場は続伸。米10年国債利回りが約4年ぶりの高水準を付けるなど、主要先進国の中で高金利通貨となったドル買いの流れが続いた。米長期金利の一段の上昇を見込む市場関係者からはドル・円の上値のめどを1ドル=110円ちょうどと指摘する声も出ている。

  ドル・円相場は25日午後3時51分現在、前日比0.3%高の109円13銭。午後の取引終盤にかけて一時109円15銭まで上昇した。米10年国債利回りは午前に一時3.007%と2014年1月8日以来の高水準を更新。同利回りが2.90%台まで伸び悩んだ際には、ドル・円も108円後半に下げる場面がみられたものの、米長期金利が高止まる中で底堅い動きとなった。

  三井住友信託銀行マーケット金融ビジネスユニット西日本営業推進チームの西田朋広チーム長は、「北朝鮮や中東などの地政学リスクが落ち着きを見せる中で、米長期金利が3%に乗せてきたことでドルの買い戻しが続いている」と指摘。前日の米株式市場は大幅安となったものの、「米株はリスクオフの株安という印象は小さく、2月の急落とは少し異なっており、米金利上昇がドル買いになりやすい」と述べた。

  市場のドルの買い持ちと売り持ちのポジション状況について、西田氏は、「ほぼ中立に近い印象」と分析。ただ、「ユーロやポンドなど欧州通貨に対して、まだドルはショート(売り持ち)で、全体的なドルの買い戻しもドル・円の支えになっている」とみている。

  一方、30日が日本の祝日となっている4月のドル・円相場は、スポット取引の応当日が2営業日後になるため、この日が実質月末の取引となっている。西田氏は「ゴールデンウィークの連休を来週に控えていることから、実需企業によるドル売り・円買いが出やすいタイミングになっている」と述べた。

  米長期金利を巡るドル・円の動きについては、ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクターは、「米長期金利が3.05%や3.10%まで上昇し、ドルの買い戻しが入る」と予想。上値のめどとして「節目の110円ちょうどを意識している」と述べた。 

  ユーロ・ドルは同時刻現在、前日比0.2%安の1ユーロ=1.2214ドルで推移。前日には一時1.2182ドルと3月1日以来の安値を付けていた。ユーロ・円は0.1%高の1ユーロ=133円30銭。前日は一時2月13日以来の高値133円49銭を付けた。

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