Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国債利回り3%突破、株式に最悪のタイミング-成長ピークとの見方

  • 2週間前スタートの米決算発表、好業績でも株価の反応弱い
  • アナリストらは利益見通し下方修正-1-3月ピークとの見方強まる

米10年国債利回りが24日、一時4年ぶりに3%を突破した。株式投資家にとっては、これ以上ないほど悪いタイミングだったに違いない。

  債券利回り上昇は消費者や企業にとって借り入れコスト上昇を意味するので、10年債利回りが節目の3%を付けるのはもともと、株式市場で歓迎される話ではなかった。だが、経済成長加速に伴う利回り上昇なら、それほど悪い話ではない。

  問題はこの日、キャタピラーや3M、ユナイテッド・テクノロジーズといった米産業を支える企業の株価が決算発表後に大きく下げたことだ。キャタピラーも3Mも、コスト上昇と芳しくない需要が通期利益に悪影響を及ぼす恐れを警告し、これをウォール街は世界の経済成長のピークが近いかもしれないと受け止めた。

  ニューブリッジ・セキュリティーズ(ニューヨーク)の市場担当チーフストラテジスト、ドナルド・セルキン氏は「GDP拡大で収入が増すので減税分は賄えると米政府が説明するような経済成長にならないことを意味する」と指摘。「皆が第1四半期の好業績について語っているが、正直言って、決算発表した企業の株価動向はひどい」と述べた。 

  米企業の四半期決算発表は約2週間前に開始。利益はアナリスト予想を7%前後上回ったものの、株価の反応は鈍く、減税効果一巡後の好業績持続に投資家が懐疑的であることがうかがわれる。実際、アナリストらは来期の利益見通しを下方修正しており、1-3月期が利益成長のピークだったとの見方が強まっている。

原題:Economy Fears Spark Stock Market Rout as Bonds Punch Through 3%(抜粋)

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