Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国の投資家、株に強気な見方を断念-1年後は下落との見方が過半数

  • 株価が今後1年で下落との見通し、半数超えはトランプ氏当選以来
  • 米10年債利回りは24日に心理的節目の3%を上回る

弱気派が勢いを増している。米株式相場は前回の最高値更新から3カ月近くが経過し、米国の投資家の間では相場反発への期待が後退している。コンファレンスボードが発表した最新の消費者信頼感指数によれば、2016年11月の米大統領選でドナルド・トランプ氏が衝撃的な勝利を収めて以来初めて消費者の間で、株価は今後1年で下落するとの見方が過半数を占めた。

  同調査が発表された24日に米株式相場は過去3週間で最悪のパフォーマンスを見せた。米国債利回りの上昇や低調な企業収益見通しを受けて、S&P500種株価指数は前日比で1.3%下落した。
  

  消費者のセンチメントは1月とは様変わりだ。1月には株価急騰を受け、楽観的見方が過去最高に高まったことがミシガン大学の調査結果に示されていた。その直後、インフレ率上昇を受けて米金融当局が利上げペースの加速を余儀なくされるとの懸念から、ボラティリティーが急上昇し、S&P500種は2年ぶりに調整局面入りした。

  投資家はそれ以来、貿易戦争や地政学的緊張の脅威を企業利益の増加期待で克服できるのか見極める姿勢を取っており、相場は大きく揺れている。24日には米10年債利回りが心理的に重要な節目である3%を4年ぶりに上回る中、S&P500種は下落した。

  スティーフル・ニコラウスのポートフォリオマネジャー、チャド・モーガンランダー氏は「投資家は株式相場が高値圏にあり、低リターン環境にあると理解している。そのため、リスクフリーの金利は緩やかながらも上昇することで、一段と競争力のある資産クラスとなっている」と分析した。

原題:American Investors Just Gave Up on the Bull Market in Equities(抜粋)

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