3M、通期見通し下方修正で株急落-「警告シグナル」点滅との指摘も

  • 一時8.8%下落し、取引時間中としては2010年5月以来の大幅安
  • 下方修正幅は比較的小さいが意味合い大きいとRBCのドレー氏

日用品・工業品メーカー、米3Mの株式を保有する投資家は、2018年のさえないスタートを予想していたが、恐らくこれほど厳しくなるとは想定していなかっただろう。

  「ポスト・イット」などの製品で知られる3Mは24日、コスト増に加え、自動車や歯科医療向け製品の需要低迷を理由に今年の売上高と利益見通しを下方修正。これを受け、同社の株価は一時8.8%下落し、取引時間中としては10年5月以来の大幅安となった。同社は約1カ月前、自動車や家電市場の厳しい環境が実質的な売り上げの伸びに響いていると指摘していた。原油高や貨物輸送費の増加も利益を圧迫している。

  発表資料によると、通期の調整後1株利益は10.20-10.55ドルを見込む。従来見通しの上限を15セント引き下げた。ブルームバーグ集計のアナリスト予想平均は10.53ドルだった。為替変動や買収・資産売却を除いた実質ベースの売上高は最大4%増を見込む。従来見通しから伸び率を1ポイント下方修正した。1-3月(第1四半期)の調整後1株利益は2.50ドルで、アナリストの予想と一致した。

  RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、ディーン・ドレー氏は顧客向けリポートで、「営業レベルで警告シグナルが点滅しているのが見える」と指摘。「今回の見通し引き下げは比較的小さいが、年のこれほど早い時期に行われたことを踏まえると、その意味合いは大きい」と述べた。

原題:3M Sinks as Wall Street Sees ‘Warning Signs’ in Weaker Forecast(抜粋)

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