きょうの国内市況(4月24日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反発、2カ月ぶり円安で業績楽観-輸出や海運、銀行中心高い

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  東京株式相場は反発。為替が約2カ月ぶりのドル高・円安水準に振れ、企業業績に対する楽観的な見方が広がった。輸送用機器や電機、機械、精密機器など輸出株が上げ、海運や石油株、米国長期金利の上昇による利ざや改善の銀行株も高い。

  TOPIXの終値は前日比18.96ポイント(1.1%)高の1769.75、日経平均株価は190円08銭(0.9%)高の2万2278円12銭。日経平均は3営業日ぶりに高い。

  りそな銀行アセットマネジメント部の下出衛チーフストラテジストは、「企業が今期の為替前提を保守的に見てくることは既に織り込まれており、1ドル=108円台後半まで円安が進んだことを材料に上昇した」と指摘。これまで日本株を売り越してきた海外投資家は、「円安になったことで次は買い戻す番とみるが、円安がいつまで続くかが重要」と言う。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、海運、銀行、空運、輸送用機器、電気・ガス、機械、その他金融、不動産、電機など31業種が上昇、下落は非鉄金属と水産・農林の2業種。非鉄は、米政府がロシアのアルミニウム生産会社のUCルサールに対する制裁を緩和する姿勢を見せ、アルミやニッケル価格が急落したことが嫌気された。

  売買代金上位では、三菱UFJフィナンシャル・グループや日立製作所、コマツ、ブイ・テクノロジーが高い。住友不動産や三井不動産も堅調。モルガン・スタンレーMUFG証券は、不動産業界の投資判断を「アトラクティブ」に上げた。半面、前期純利益の速報値が従来計画から下振れたIHI、4月の販売が計画を下回ったしまむらは大幅安。

  東証1部の売買高は14億6994万株、売買代金は2兆4349億円。値上がり銘柄数は1603、値下がりは415。

●中期債が上昇、2年入札順調との見方で買い優勢-米金利先高警戒感も

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  債券市場では中期債相場が上昇。この日に実施された2年利付国債入札が順調な結果となったことで需給の良さがあらためて確認され、買いが優勢となった。一方、米長期金利が4年ぶり高水準の3%を目指す展開となっていることから、超長期ゾーンには売り圧力が残った。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.06%で寄り付き、午後には0.055%で取引された。2年物の387回債利回りはマイナス0.14%、新発5年物の135回債利回りはマイナス0.10%と、それぞれ0.5bp下げた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「中期債の利回りはここ最近のレンジの上限近くまで上昇していたため、2年債入札には割安感を意識した買いが入りやすかった。入札が順調な結果に終わったことで、中期ゾーンを中心に金利低下圧力が掛かった」と指摘。半面、「米長期金利が3%まで上昇する中で、1ドル=108円台後半までドル高・円安が進み、日本株も買われて国内市場はリスクオンになり、債券が売られやすい面もあった」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比7銭安の150円56銭で取引を開始し、一時は150円53銭まで下落した。午後は2年入札結果を受けて買い圧力が強まり、150円70銭まで水準を切り上げ、結局は4銭高の150円67銭で引けた。

  財務省が実施した2年債入札の結果は、最低落札価格が100円47銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想中央値の100円46銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は5.39倍と、前回の4.65倍から上昇。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1厘と、前回の3厘から縮小し、昨年6月以来の小ささとなった。

●ドル・円が約2カ月ぶり高値、米長期金利3%視野で108円台後半

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が約2カ月ぶり高値を更新した。地政学的リスクや米中貿易戦争への懸念が後退する中、米長期金利の上昇に伴うドル買いの流れが続いた。

  午後3時23分現在のドル・円は前日比0.1%高の1ドル=108円77銭。朝方付けた108円67銭を日中安値に、一時108円87銭と2月12日以来の水準まで上昇した。

  クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長は、「地政学リスクと貿易問題の懸念の後退から、市場はファンダメンタルズに素直に反応しやすくなっている」と指摘。米金利の上昇はドル買いにつながりやすく、ドル・円は今年の高安値の半値戻しの109円近辺が視野に入ると話した。

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