中国レノボ、世界のハイテク株で最大の下落-株価指数から除外の恐れ

  • レノボ株は過去5年間で56%下落し、時価総額58億ドルが吹き飛ぶ
  • レノボは2006年にハンセン指数から除外されたことがある

中国のパソコン(PC)メーカー、レノボ・グループ(聯想集団)が、香港株の指標であるハンセン指数から除外されるリスクが高まっている。同社株は世界のハイテク銘柄で最大の下げとなっている。

レノボ製のVRヘッドセット

撮影: Patrick T. Fallon/Bloomberg

  レノボ株は2013年3月にハンセン指数の構成銘柄に採用されてから56%下落し、時価総額58億ドル(約6300億円)が吹き飛んだ。ブルームバーグの計算によると、ここ10年で同指数から除外された銘柄の除外前の値下がり率は48%(中央値)。

  23日の香港市場でレノボ株は09年10月以来の安値を付けた。通信機器メーカーの中興通訊(ZTE)に対する米国の技術輸出禁止措置に加え、ハードウエア株が世界的に売り込まれたことで、中国ハイテク業界への懸念が高まった。

  光大新鴻基の温傑ストラテジスト(香港在勤)は「レノボが除外されるリスクが高まっている。同社は優れたスマートフォンの機種投入からPC事業での市場シェア維持に至るまで、全ての重要分野で問題を抱えている」と指摘した。

  レノボはハンセン指数に最初に採用されてから6年後の06年に、同指数から外されたことがある。13年に再び同指数に採用された後のレノボ株の下落率は、ブルームバーグ世界テクノロジー株指数を構成する171銘柄で最大。

  レノボは電子メールで、株価や臆測にはコメントしないと指摘。楊元慶最高経営責任者(CEO)は先週の微信(ウィーチャット)への投稿でレノボが成長軌道に復帰したと表明するなど、強気姿勢を維持している。同社は昨年10-12月(第3四半期)決算で、米繰り延べ税金資産取り崩しを受け赤字を計上。市場シェアが急速に縮小しているモバイル事業が引き続き苦戦した。

原題:World’s Worst Tech Stock Lenovo May Lose Hang Seng Spot (1)(抜粋)

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