アジア最良パフォーマンスの株式市場に転機か-時価総額1.5兆円失う

  • ベトナム株「相場はピークを付けた」-サムスンのリチャードソン氏
  • ベトナムの主要株価指数、16年安値から今月6日まで130%上昇
Photographer: Kevin German

アジア地域で最良のパフォーマンスを示してきたベトナム株にとって、4月は2年余りで最悪の月となりそうだ。時価総額は6日に過去最高を更新後、140億ドル(約1兆5200億円)失われた。
  
  サムスン・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、アラン・リチャードソン氏(香港在勤)は、指標のベトナムVN指数が2016年の安値から今月6日の最高値まで130%上昇したことで、「相場はピークを付けた」との認識を示した。5年間のリターンで同種のファンドの94%を上回る同氏のファンドは、保有するベトナム株の過半数を3月に売却した。

  通商摩擦や地政学的な緊張は緩和されつつあるものの、米国債利回りの急上昇が投資家の不安をあおり、矛先が向けられた新興諸国の株式と通貨は苦しんでいる。MSCI新興市場指数はこのまま推移すると3カ月連続の下落と、16年2月まで4カ月続いた下げ局面に次ぐ長さとなる。 

  リチャードソン氏は23日に電子メールで、「アジア地域では通貨の圧力があるようだ。ベトナムに関して市場がそれを織り込んだようには見えない」とコメントした。24日のベトナムVN指数は一時2.6%安と、2月12日以来の日中安値を付けている。
   

原題:Bears Emerge in Asia’s Top Stock Market Amid $14 Billion Wipeout(抜粋)

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