バンガード、中国でも低コストの資産運用革命目指す-成果は数年先

  • 中国事業拡大を計画-外資による投資信託運用が認められる方向で
  • 上海オフィスの人員を年内に2倍強に増やす計画は順調

米資産運用会社バンガード・グループは顧客資産5兆2000億ドル(約566兆円)を集め、何百万人もの米国人に低コストのファンドを提供することで、米投資業界に革命を起こしてきたが、今度は中国で同様の成果を上げたいと考えている。戦略が実を結ぶのに数年かかるとしてもだ。

  創業者のジャック・ボーグル氏がS&P500種株価指数に連動するインデックスファンドを創設してから40年余りを経て、バンガードは中国事業拡大の基盤作りを進めている。中国が外資に資産運用業界を一段と開放する方針を示し、同国での事業拡大は容易になる方向だ。 

チャールズ・リン氏

出典:ヴァンガードグループ

  
  中国部門責任者のチャールズ・リン氏によると、上海オフィスの人員を年内に2倍強に増やす計画は順調。中国が外資に投資信託運営を認める2021年を前に、第一歩として富裕層向けに金融商品を販売する認可を申請する可能性があるという。

  バンガードは中国企業と比べ、「コスト面で明確な優位」に立つことを望んでいるとリン氏は指摘。中国で同社の指数連動型ファンドが受け入れられるまでには時間がかかるかもしれないが、中国市場がより効率的になり、アクティブ運用がアウトパフォームしにくくなる中、パッシブ投資の魅力が高まると予想した。

  リン氏は北京でのインタビューで、「迅速に規模を拡大、規模の経済性と経営効率を達成することで、できるだけ早く投資コストを押し下げられるようになれればと考えている」と述べた。同氏は11年にバンガードに入社。米国外の事業を担当する委員会に所属している。

Cost Advantage

Vanguard's cost is about one tenth of Chinese mutual funds

Source: Vanguard

原題:Vanguard’s $5 Trillion Low-Cost Revolution Is Heading to China(抜粋)

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