アルファベット:1-3月売上高は予想上回る、設備投資費は大幅増

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  • 設備投資ほぼ3倍で利益率低下-不動産購入やクラウド、AIに投資
  • モバイル検索広告や動画サービスの好調が売上高をけん引-CFO
Photographer: Daniel Brenner/Bloomberg
Photographer: Daniel Brenner/Bloomberg

グーグルの親会社、米アルファベットが23日発表した1-3月(第1四半期)決算は、約4年ぶりの大幅増収となった。インターネット企業による広告営業でのユーザーデータ利用に議会が厳しい目を向ける中、マーケティング担当者らがグーグルのサービス利用を続けていることが示唆された。

  アルファベットの1-3月期の売上高はグーグルのサービス・広告で提携するパートナーへの支払い分を除いたベースで249億ドル(約2兆7000億円)となり、前年同期比で24%増加。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の243億ドルを上回った。アルファベット株は時間外取引で一時大きく上昇した後、もみ合う展開。 

  一方で費用は急増した。不動産購入の他、人工知能(AI)やクラウドコンピューティング、消費者向け機器、音声制御デジタルアシスタントなど新たな商機に投資したことから、アルファベットの設備投資はほぼ3倍の77億ドルに膨らんだ。投資拡大が響き、営業利益率は22%と、前年同期の27%から低下した。

  同社は今四半期に複数の新たな指標を投資家に示した。ウーバーなど非公開株への大型投資の詳細を初めて開示し、株式投資で1-3月期に30億ドルの利益を計上したことを明らかにした。この投資収益が1株利益を3.40ドル押し上げ、それを除いた同利益は9.93ドルだった。

  ルース・ポラット最高財務責任者(CFO)はアナリストとの電話会議で、モバイル検索広告の需要やユーチューブの動画サービスの好調が売上高の伸びのけん引役となったと説明。グーグルのターゲット広告販売も貢献したと述べた。

  
  UBSのアナリスト、エリック・シェリダン氏は、検索ビジネスが減速するとの投資家の最近の懸念を踏まえれば、グーグルの収入の伸びは予想を上回る水準だったと指摘。ただ、同社が多額の投資を続けることへの警戒感も示した。

原題:Alphabet Sales Growth Tops Forecasts, While Spending Surges (2)(抜粋)

(CFOやアナリストのコメントなどを追加して更新します.)
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