押され気味のドル強気派に希望の光-米10年債利回り3%接近で

  • 「ドルが金利差に対して目を覚ました」とアバディーンのアシー氏
  • 10年債利回りは23日一時2.9957%に達した

押され気味のドル強気派はやっと一息ついている。10年物米国債利回りが4年ぶりに3%に接近したからだ。

  心理的な節目となる3%に達した場合、最大の恩恵を受けるのはドルだと思われる。数年ぶりの低水準で推移していたブルームバーグ・ドル・スポット指数は2016年以来で最良の3営業日に向かっている。欧州債や日本国債に対する米国債の利回りスプレッド拡大に、トレーダーらの関心が戻ってきた。

  アバディーン・スタンダード・インベストメンツのマネーマネジャー、ジェームズ・アシー氏は「ドルが金利差に対して目を覚ました」と話した。ユーロ、円、韓国ウォン、オフショア人民元に対してドルを買い持ちにしているという。ユーロには「疲弊の兆候が見える」とも述べた。

  ソシエテ・ジェネラルのグローバルストラテジスト、キット・ジャックス氏は、ドルの今後の動向は10年債利回りが3%を突破した時の市場の反応次第だとし、「ボラティリティー上昇やリスク資産売りを伴わないすっきりした突破ならドル弱気派は降参するだろう」と述べた。

  10年債利回りは23日一時2.9957%に達した。

原題:Beleaguered Dollar Bulls Finally Get Lifeboat as Yields Graze 3%(抜粋)
Dollar Bulls Finally Get Lifeboat as 10-Year Yield Grazes 3% (1)

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