UBSウェルスマネジメント部門、統合後初四半期の利益は予想届かず

更新日時
  • 株価はチューリヒ市場で一時4.4%安となった
  • 投資銀行業の好調でUBS全体の業績は予想を上回った

スイスの銀行UBSグループのウェルスマネジメント部門は、統合後初の四半期となる1-3月(第1四半期)の利益が予想に届かなかった。資産運用部門の利益も予想を下回り、投資銀行部門の好調にもかかわらず、株価は一時4.4%安と3カ月で最大の下落を演じた。

  セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は就任以来、ウェルスマネジメント強化に力を入れ、債券トレーディングなどの投資銀業務は縮小してきた。同行は2つに分かれていたウェルスマネジメント部門をグローバル・ウェルスマネジメントとして統合する過程にある。

  1月に統合を発表した同部門の1-3月(第1四半期)税引き前利益は11億スイス・フラン(約1220億円)と、同行がまとめたアナリスト予想の12億フランに届かなかった。資金純流入額は190億フランで、前年同期の205億フランを下回った。同行の目標には一致した。

  投資銀行部門の税引き前利益は5億8900万フランと、同行がまとめたアナリスト予想の4億6300万フランを上回った。

  株式トレーディング収入が増えたほか、企業合併や新規株式公開(IPO)、債券発行の助言手数料が利益を押し上げ、UBS全体の業績は予想を上回った。為替変動の影響を除いたベースではさらに力強い業績だったと同行は説明した。4-6月(第2四半期)についてはまちまちで、米金利上昇がドル建て収入を支えるとし、事業に勢いがあるとの見方を示しつつ、一部の調達コストの上昇と低ボラティリティー復活を指摘した。

  エルモッティCEOは、最大20億フラン相当の自社株を3年間で買い戻す計画を示している。23日の発表によると、自社株買いは4-6月(第2四半期)中に開始する。

エルモッティCEO

出所:ブルームバーグ)

原題:UBS’s Freshly-Combined Global Wealth Management Unit Disappoints(抜粋)
UBS Equities Gain as Orcel’s Investment Bank Shines in Quarter

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