英シュローダー、商品に対し再び強気-ファンドは原材料ブームに期待

  • ブルームバーグの工業用金属の指数が5年ぶり高水準に上昇
  • 市場の供給が引き締まる中、エネルギー指数は15年以来の高水準近辺

資産運用会社の英シュローダーは昨年後半に、エネルギーと金属について強気見通しに転じた。アルミニウムや原油などの商品の価格が上昇する中、現時点でその予想は非常に的確であるように見える。

  シュローダーのポートフォリオマネジャー、アラステア・ベーカー氏は商品について「自然に引き付けられる資産クラスではない」と指摘。その上で「昨年は株式でとても堅調な伸びが見られたが、経済サイクルのどの地点にいるかを考えると、今はポートフォリオを多様化する好機であり守備範囲を一段と広げる時だ」と述べた。

  こうした動きを示しているのはシュローダーだけではない。米政府のデータによれば、米国で取引される商品18品目で資産運用会社による買越残高は今年に入ってほぼ3倍に増加。昨年は61%減少していた。商品に連動する上場投資信託(ETF)の資産残高は今年、1470億ドル(約15兆8400億円)に拡大。昨年は1420億ドル、2015年は7年ぶり低水準の870億ドルだった。

  供給に支障が生じる中、世界的な同時好況の兆しがあることから工業用金属の需要見通しは引き上げられ、ブルームバーグ工業用金属サブ指数トータルリターンは先週、5年ぶりの高水準に上昇。地政学的緊張でエネルギー市場が一層引き締まる可能性がある中、ブルームバーグ・エネルギー・サブ指数トータルリターンは、15年以来の高水準近辺となった。
  
原題:Schroders Returns to Commodities as Funds Ride Materials Wave(抜粋)

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