Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

世銀、1.4兆円の増資を加盟国が承認-中国の投票権上昇

  • 中国の投票権は5.7%となる-これまでは4.5%だった
  • 米国は16%から15.9%に低下へ-日本は6.9%から6.8%に下がる

世界銀行は21日、130億ドル(約1兆4000億円)の増資計画を加盟国が承認したと発表した。中国向けの融資を減らす方針を決め、米国が増資反対を取り下げた。

  世銀・国際通貨基金(IMF)合同開発委員会後に発表された世銀声明によれば、「運営上の変革や効率性改革、融資価格評価などの政策ステップ」を盛り込んだ内部措置と共に増資が実施される。

  キム世銀総裁は新制度の下で中国の世銀からの借り入れは「徐々に」減るだろうと記者団に語った。また、世銀の年間貸し出しが約800億ドルに増えると説明。2017年6月までの1年間は590億ドルだった。

  今回の増資で中国の投票権は5.7%と、これまでの4.5%から上昇する。トップは引き続き米国だが、投票権は16%から15.9%に低下する。日本も2位で変わらないが、投票権は6.9%から6.8%に下がる。

  世銀の出資比率変更は米議会の承認が必要。ムニューシン米財務長官は声明で、新たな出資の取り決めで最も恩恵を受ける国々が最貧国支援で一層の負担を分担するよう期待を表明した。ただ、中国には特に言及しなかった。世銀による中国へのコミットメントは昨年25億ドル。前年の20億ドルから増えていた。

原題:World Bank Edges Near Capital Boost as U.S. Drops Objection (1)(抜粋)

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