ドイツ銀への出資比率を7.9%にさらに下げ、2月に続き-中国の海航

  • 海航集団は資金繰りのため資産売却を通じて160億ドルの調達目指す
  • ドイツ銀の経営陣刷新を巡る騒動の中で海航集団が持ち分を減らす
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

ドイツ銀行の大株主である中国の海航集団(HNAグループ)は、2月の段階では同行への出資比率をさらに引き下げる計画はないとしていたが、その約2カ月後に持ち分をさらに減らした。海航集団は本国での資金繰りに対処するため、160億ドル(約1兆7240億円)の調達を目指している。    

  21日の届け出資料によれば、2015年から世界各地で買収に400億ドル余りを投じ、世界的な注目を集めた海航集団は、複雑なデリバティブ(金融派生商品)契約の一部解消に伴い、ドイツ銀の持ち分を8.8%から7.9%に減らした。

  ドイツ銀の経営陣刷新を巡る騒動に加えて、同行が280億ユーロ(約3兆7000億円)を外部口座に誤送金したとブルームバーグ・ニュースが報じる中で、海航集団は同行への出資をさらに減らした。海航集団はドイツ銀の「主要投資家」であり続けることに引き続きコミットしていると言明したが、2月半ばに出資比率を約9.9%から8.8%に引き下げた際も、持ち分をさらに減らす計画はないとしていた。

  海航集団の広報担当者は今回の決定について、「現在の市場環境が理由」と21日に電子メールで説明した。

原題:HNA Cuts Deutsche Bank Stake, Reversing Commitment From February(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE