【米国株・国債・商品】株と国債が続落、10年債利回り年初来最高

更新日時
  • アップルが下げ、売りは半導体とコンピューター銘柄に広がる
  • インフレ懸念で米国債続落、10年債利回りは年初来最高の2.96%

20日の米株式相場は続落。決算シーズンは今のところ総じて堅調に推移しているものの、市場はハイテク株への売りに押された。米国債は下落。インフレ懸念を背景に10年債利回りは取引終盤に2.95%を突破、年初来の最高に達した。

  • 米国株は続落、アップルが下げ半導体とコンピューター銘柄に売りが広がる
  • 米国債は続落、10年債利回りは2.96%で年初来最高
  • NY原油は小反発、OPECが追加減産に前向き-トランプ氏ツイートで一時下落
  • NY金は続落、地政学的な緊張が和らぐ

  半導体やコンピューター銘柄が大きく下落。アップルは中国市場での見通し悪化に基づくアナリスト投資判断の引き下げが響き、2月初旬以来の大幅安となった。米国の極めて重要な技術に対する中国からの投資を抑制するため、米財務省が緊急権限法の適用を検討していると伝わったことで、貿易問題にも引き続き注目が集まった。

  S&P500種株価指数は前日比0.9%安の2670.14。ダウ工業株30種平均は201.95ドル(0.8%)下げて24462.94ドル。ニューヨーク時間午後4時35分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.96%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は小幅反発。週間ベースでは2週連続の上昇となった。原油価格は「人為的に高くつり上げられている」とするトランプ米大統領のツイートを受けて一時は下げる場面もあったが、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国が一段の減産に前向きな姿勢を示したことが買い材料となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比9セント(0.1%)高の1バレル=68.38ドルで終了。週間では1.5%上昇した。ロンドンICEの北海ブレント6月限は前日比28セント上げて74.06ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。週間ベースでは3週間ぶりに下落。米国とロシアの政治的緊張が和らぎつつあることや、ドルの上昇を背景に、逃避先としての金の買いが減退した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.8%安の1オンス=1338.30ドルで終了。週間では0.7%値下がりした。

  株安が拡大する中でも、米国債利回りは上昇を続けた。最近の金属相場急騰を受け、債券市場の指標はインフレ期待の上昇を示している。

  ノースウェスタン・ミューチュアル・ライフ・インシュアランスのウェルスマネジメント部門で最高投資ストラテジストを務めるブレント・シャット氏は、「金利がまた上昇しており、金利高が米経済と市場に及ぼす影響に対して懸念が広がっている」と電話で指摘した。

  ゼネラル・エレクトリック(GE)は堅調な決算を受けて値上がりした。この日上昇したダウ銘柄はわずか4つで、GEはその一つだった。

  半導体株の急落は世界経済減速の可能性から米国と主要経済国との貿易摩擦の影響に至るまで、市場が直面するリスクをあらためて認識させた。

  米国債は幅広い年限で下落したが、短期ゾーンの下げが比較的小さかった。10年債利回りは過去3営業日に合計12bp上昇した。

原題:Stocks Fall on Tech Selloff, Bond Slide Deepens: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Slide Despite Stock Losses; 10Y Yield Hits YTD Highs(抜粋)
Oil Shrugs Off Trump Tweet to Rise for a Second Straight Week(抜粋)
PRECIOUS: Gold Futures Drop as Global Geopolitical Tensions Wane(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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