きょうの国内市況(4月20日):株式、債券、為替市場

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●TOPIXは小幅続伸、米金利高の保険株や任天堂高い-半導体が重し

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  東京株式相場は、TOPIXが小幅に3日続伸。米国長期金利の上昇による収益好転期待が広がった保険株が高く、商社や海運株も堅調だった。個別では、人気ゲーム機向け工作キットの発売を開始した任天堂が東証1部の売買代金トップで上昇。

  半面、台湾の半導体受託生産企業、台湾積体電路製造(TSMC)の4ー6月期売上高見通しが市場予想を下回り、米国市場で関連銘柄が軒並み下げた影響から東京エレクトロンなど電機株、SUMCOなど金属製品株、信越化学工業など化学株は安く、相場全般の上値を抑えた。

  TOPIXの終値は前日比0.95ポイント(0.1%)高の1751.13。日経平均株価は28円94銭(0.1%)安の2万2162円24銭と小幅ながら6営業日ぶりに反落した。

  ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは、「米国経済は減税効果もあり、成長率は低くても息の長い回復が期待できる。米金利と為替の順相関の関係が戻り円安に振れやすく、日本でも金融セクターへの業績寄与が見込める」と指摘。一方で、半導体関連の業績不透明感に加え、「今週半ばから抵抗なく上げた反動が出た。2月急落後のもみ合い局面で買いを入れた向きが戻り売りに動いている」ともみていた。

  東証1部33業種は海運、その他製品、保険、パルプ・紙、証券・商品先物取引、空運、石油・石炭製品、不動産など22業種が上昇。下落は金属製品、医薬品、機械、化学、電機、食料品など11業種。売買代金上位では、ゲーム機「ニンテンドースイッチ」と合体する段ボール製自作キット「ニンテンドーラボ」を発売した任天堂が高い。マネックスグループやSBIホールディングスなど仮想通貨関連も上げた。一方、バイオ医薬品のシャイアーが買収提案を拒否した武田薬品工業、米フィリップ・モリスの売上高が予想を下回った影響でJTが安い。東京エレクトロンや信越化学工業、ディスコなど半導体関連が軒並み下落。

  東証1部の売買高は14億2499万株、売買代金は2兆4977億円。値上がり銘柄数は989、値下がりは978。

●債券下落、高値警戒と米債安で売り圧力-今週入札の5年や20年債安い

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  債券相場は下落。長期金利は約1カ月ぶりの高水準を付けた。高値警戒感が強い中、米国債市場で長期金利が約1カ月ぶりの水準まで上昇したことで売り圧力が掛かった。今週入札が実施された5年債や20年債の下落が目立った。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比6銭安の150円79銭で取引を始め、午前は150円82銭まで下げ幅を縮小する場面もあった。しかし、午後に入ると下げ幅を拡大し、結局は27銭安の150円58銭とこの日の安値で引けた。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「今週は5年入札と20年入札を高値でやってしまったので業者の体力が落ちているのではないか。米金利上昇や円安を受けて売りが出てきたので、ヘッジの動きが強いような感じがする。円安に振れてオペ減額との思惑もないとは言えない」と指摘した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.04%で取引開始。午後には0.055%と3月9日以来の水準まで上昇した。新発5年物135回債利回りは1.5bp高いマイナス0.095%と3月2日以来の高水準。新発20年物164回債利回りは2.5bp高い0.53%と、2日以来の水準まで売られた。今週の超長期債利回りは軒並み2016年12月以来の低水準を更新していた。

  日銀はこの日、長期と超長期ゾーンを対象とする国債買い入れオペを実施した。残存期間5年超10年以下が4500億円、10年超25年以下は1900億円、25年超は700億円と、前回から金額据え置き。オペ結果によると、応札倍率は5年超10年以下が2.53倍、10年超25年以下は2.31倍、25年超は2.72倍と、いずれも前回から低下した。

●ドル・円が一時1週間ぶり高値、米長期金利上昇で-107円台後半

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=107円台後半へ上昇し、一時1週間ぶり高値を付けた。日米首脳会談を通過し、目先の円高リスクへの警戒が弱まったほか、米長期金利の上昇がドルの支援材料となった。

  午後3時23分現在のドル・円相場は前日比0.2%高の107円53銭。朝方付けた107円36銭から一時107円73銭まで値を切り上げ、先週末に付けた2月下旬以来の高値(107円78銭)に接近した。

  みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、米長期金利が2.9%に乗せても米株が大崩れせず、米金利の上昇に「素直に反応している」とドル・円の上昇を説明。地政学リスクや貿易戦争への懸念が後退した後にファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)に目が向くともう少しドル・円は上昇する可能性があるということで、「売り方が撤退してる感じ」と話した。

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