米銀行規制緩和に反対、財政刺激でインフレや金融不均衡-FRB理事

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は、金融危機後に導入された銀行規制は緩和すべきでないとくぎを刺した。米経済における金融の安定への脅威が高まりつつあるためだとしている。

ブレイナードFRB理事

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  理事は、最近の経済成長について「心強い」としつつ、減税や歳出増加は、景気拡大局面で景気循環増幅効果のある財政刺激策を実施するというまれなケースであり、インフレや金融不均衡のリスクを高めかねないと説明。そうした環境では、規制を後退させるべきではないと指摘した。

  ブレイナード理事は19日、ワシントンで講演。事前に配布された原稿によれば「景気循環的な圧力が強まりつつあり、資産バリュエーションが伸長している状況では、われわれは大規模な金融機関に対し、過去数年に積み上げた資本・流動性バッファーを保持するよう求めるべきだ」と述べた。

  パウエルFRB議長とクオールズ副議長(金融規制監督担当)は、金融危機後に導入した規制について、一部緩和を含む微調整を行う方針を示している。

  ブレイナード理事は、自己勘定取引を制限するボルカー・ルールの調整は支持したが、金融危機後に導入された資本・流動性要件の大幅な引き下げには反対の姿勢を示した。

原題:Fed’s Brainard Warns on Softening Rules as Stability Risks Rise(抜粋)

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