きょうの国内市況(4月19日):株式、債券、為替市場

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●日本株は小幅続伸、首脳会談で対日強硬発言出ず-鉄鋼、非鉄中心上げ

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  東京株式相場は小幅に続伸。首脳会談で米国のトランプ大統領から対日強硬発言がなく、日米貿易や企業業績に対する過度な警戒が和らいだ。安倍晋三首相が米国に関税除外を要請した鉄鋼株が上げ、ニッケルなど金属市況高を受けた非鉄金属株も上昇。機械や商社、電力株も高い。

  TOPIXの終値は前日比0.51ポイント(0.03%)高の1750.18と小幅ながら続伸、日経平均株価は32円98銭(0.1%)高の2万2191円18銭と5日続伸した。

  しんきんアセットマネジメントの鈴木和仁シニアストラテジストは、「米国が日米首脳会談で通商問題に深入りしなかったことで円高再燃リスクが緩和し、今週最大の注目イベントを乗り越えた安心感が日本株の上昇を促した」とみる。今週は、中国から自動車の門戸開放といった答えも引き出し、「米国の今後の通商政策が保護主義に傾斜するとの見方も弱まりそう」と言う。

  東証1部33業種は非鉄金属、鉄鋼、石油・石炭製品、電気・ガス、繊維、海運、卸売、機械など20業種が上昇。下落はゴム製品、サービス、小売、不動産、食料品、医薬品など13業種。売買代金上位では、ニッケル価格急騰やアナリストによる今期増益予想を受けた住友金属鉱山が急伸。野村証券が中国での建機好調を指摘したコマツ、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を上げたテルモも高い。半面、燃費や排ガス検査でも不正とNHKで報じられたSUBARUは売られ、欧州サッカー連盟のライセンス契約が終了するコナミホールディングスも安い。

  東証1部の売買高は15億7719万株、売買代金は2兆5928億円。値上がり銘柄数は1177、値下がりは822だった。

●債券下落、20年入札低調で超長期中心に売り圧力-好需給観測は根強い

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  債券相場は下落。この日に実施された20年利付国債入札が低調な結果となったことから、これまで利回り曲線のフラット(平たん)化が進んだ反動もあって、超長期ゾーンを中心に売り圧力が掛かった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.035%で取引を開始。午後には0.04%と、3営業日ぶりの水準まで売られた。

  超長期債も下落。新発20年物の164回債利回りは1bp高い0.51%、新発30年物58回債利回りは1bp高い0.705%、新発40年物の10回債利回りは0.5bp高い0.83%にそれぞれ上昇した。前日には新発20年債利回りが0.495%、新発30年債利回りが0.695%、新発40年債利回りが0.82%と、いずれも新発債として2016年12月以来の低水準を付けていた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「日米首脳会談を無難に通過して円安・株高と、いったんリスクセンチメントが改善していたところに、20年債入札が低調な結果となり、売り優勢の地合いになった」と指摘。「全般的に金利低下がさすがに行き過ぎといった感もあり、高値警戒感が強かった」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日終値から横ばいの150円90銭で開始し、いったん150円93銭まで上昇した。その後は上値の重い展開となり、午後の入札結果発表後には一時150円81銭まで水準を切り下げ、結局は5銭安の150円85銭で引けた。

  財務省が実施した20年利付国債入札の結果は、最低落札価格が99円90銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想中央値の99円95銭を下回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.69倍と、昨年1月以来の低水準となった。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は10銭と、前回の2銭から拡大した。

●円全面安、日米首脳会談を通過しリスク選好-対ドル一時107円台半ば

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  東京外国為替市場では、円が主要16通貨に対して全面安。波乱要因になりかねないと警戒されていた日米首脳会談が無難に通過したことで、リスク選好の円売りが強まった。ドル・円相場は一時1ドル=107円台半ばに上昇した。

  午後3時56分現在のドル・円相場は前日比0.1%高の107円38銭。朝方に付けた107円18銭から一時107円52銭まで上昇した。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.1%高の1121.94まで上昇した。

  あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長は、ドル・円の動きについて、日米首脳会談への警戒感から上値が重い展開が続いていたが、「米国から貿易・為替絡みで強く2国間協定を強制されず、今後、協議していく形で先送りになった。リスクオフに備えた円買いポジションが巻き戻された。株も上昇しイベント通過後のリスクオンで買われた」と説明。もっとも「107円50銭を超える局面では上値が重い」とも語った。

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