財務次官の辞任は「誠に遺憾」、行政の信頼回復取り組む-安倍首相

  • テレビ朝日は女性社員がセクハラ被害と発表、財務次官は否定
  • 麻生財務相はG20出席へ、野党は問題対応優先すべきだと反対

安倍首相

Photographer: Kent Nishimura/Getty Images North America
Photographer: Kent Nishimura/Getty Images North America

財務省の福田淳一事務次官が辞任することを受け、安倍晋三首相は19日、「誠に遺憾。今後、一層の緊張感を持って信頼回復に向けて取り組んでまいります」とのコメントを発表した。

  麻生太郎財務相は18日夕、福田氏の辞任を発表。複数の女性記者へのセクハラ発言疑惑を受け、与野党からの批判が高まり、職務の遂行が困難と判断した。

  テレビ朝日のウェブサイトによれば、セクハラを受けたとされるのは同社の女性社員。同社は近く財務省に正式に抗議するという。この社員が週刊新潮に連絡し、12日発売の同誌は、福田氏が複数の女性記者にセクハラ発言をしたと報道した。

  福田氏は18日、同省内で記者団に対し、「現在の状況では職務を果たせない」と辞任理由を説明。「週刊誌に掲載された記事は事実と異なる」と述べ、裁判で争う考えを表明した。NHKによれば、福田氏はテレビ朝日の発表後の19日朝に取材に応じ、「全体を見てもらえればセクハラに該当しないというのは分かる」と述べた。

  また、麻生財務相は同日午前、米ワシントンで開幕する20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議へ出席するため、出発した。18日の衆院議院運営委員会で、福田氏の問題などへの対応を優先すべきだとして、野党が出席に反対していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE