ゴールドマンとブラックストーンのトップ会食-CDS巡り静かな火花

ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)とブラックストーン・グループのジョン・グレイ社長が先週会食した。

ブランクファイン氏とグレイ氏

フォトグラファー:Michael Nagle / Bloombergビクター・J・ブルー/ブルームバーグ

  有力投資銀行トップと重要顧客の次期トップが親交を深めるためのありふれた行事で、両氏は友好的におしゃべりした。しかし両社は、あるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の取引で反対側に立っており、これについての短い対話が両社や業界の興味を引いている。

  ブラックストーンのクレジット部門GSOは昨年、住宅建設会社ホブナニアン・エンタープライゼズの債務借り換えを引き受けることで合意したが、ホブナニアンがデフォルト(債務不履行)した形を取るという異例の条件を付けた。ホブナニアン債を保証するCDSを買っているGSOはこれで支払いを受けることができる。一方、CDSの売り手側であるヘッジファンドやゴールドマンは支払いをしなければならなくなるため、これを回避しようと策を練っている。

  事情に詳しい関係者によると、グレイ氏はブランクファイン氏にゴールドマンの立場について質問。ブランクファイン氏は自説を貫き、取引の構造に疑義を呈したという。

  金融のほぼあらゆる分野で取引のある両社の関係は、このCDS問題で緊張関係が続いている。GSOは既にトレーディングでゴールドマンとの取引を減らしていると、関係者が非公開情報だとして匿名を条件に述べた。ゴールドマンのバンカーの一部は、状況が悪化すればブラックストーンがゴールドマンからさらに業務を引き揚げるのではないかと懸念しているという。

原題:Epic Blackstone Trade Intrudes on Friendly Lunch With Blankfein(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE