旅行業界の専門家が本当は秘密にしたい「休暇旅行スポット」

  • リオやケープタウンを想起させる絶景、話題になるのはすぐ
  • 「世界で8番目の不思議」も比以外ではほとんど知られず

旅行のトレンドは移り変わるものだが、食やファッションの流行とは異なり、変化は氷山のような極めて緩やかなペースであることが多い。ブームになってから5年たってもまだあなたの友人がアイスランド旅行を勧めていたり、ポルトガルの青と白の装飾タイルの画像をインスタグラムで見るのをやめられなかったりするのはそういう訳だ。

  そこで旅行業界の最前線に立つ専門家に次にどこを訪れるかを決める手助けを求めて、彼らが注目している旅先について尋ねてみた。

  以下に挙げるのは、情報提供してくれた専門家らができれば秘密にしておきたいと考える場所だ。観光地化されておらず混雑もないが、世に知られていない状況はつかの間にすぎない。イタリアのブーツ型国土のかかと部分に位置し、建築学的見地から魅力的なプーリア州などに関する口コミは既に広まっており、複数の専門家の話にもたびたび登場する。ほかの休暇旅行スポットも、あちこちで話題になるのは時間の問題だ。一番乗りしなければ、後で後悔すること必至だ。

スペインのデニア

デニア

Source: Black Tomato

  スペインの東海岸の港町デニアは大方の人にとってイビサ島への玄関口にすぎず、バレアレス諸島行きフェリーの主要ターミナルとなっている。だが、オーダーメード旅行業者ブラックトマトの共同創業者トム・マーチャント氏に言わせれば、そこ自体を目的にする価値があり、アウトドア派の冒険の起点になるという。モントゴ国立公園をハイキングしてリオやケープタウンを想起させる絶景を見ることができ、ハロンのような小さな町では自転車でワイン倉庫を巡り地元ワインを試飲できる。また、宿泊先をホテルブエナビスタにすれば、吹き抜けのアトリウムで朝食が提供され、客室にはうっとりするような天井がある。

フィリピンのバナウエの棚田

バナウエ

Photographer: Jay Tindall, Remote Lands

  行きたい旅行先リストにフィリピンを載せている人は恐らく、一部の旅行誌から数年前に世界一の島の称号を得たパラワン島と周辺にあるエルニドリゾーツでの滞在を狙っているだろう。しかし、高級ツアー代理店リモート・ランズの共同創業者でアジア通のキャサリン・ヒールド氏は、贅(ぜい)を極めたエルニドの水上バンガローよりも、マニラの北約200マイル(約320キロ)にあるバナウエの棚田の実に素晴らしい眺めを選びたいという。「地球上で最も素晴らしい景色の一つ」と同氏が言う棚田は原住民のイフガオ族が2000年以上前に作り上げたもので、フィリピン人は「世界で8番目の不思議」と呼ぶが、国外ではほとんど知られていない。

ジョージアのトビリシ

トビリシのオールドタウン

Photographer: Emad Aljumah/Moment Unreleased RF

  欧州の象徴的な首都にうんざりしているなら、もう少し東にあるシルクロード上の首都に目を向けよう。ジョージア(旧グルジア)の首都トビリシは豪華なホテルも夜の娯楽シーンもそろった都市で、手始めとして最もアクセスしやすい場所の一つだ。 エクセター・インターナショナル の創業者グレッグ・テッパー氏は「私のお気に入り都市の一つであり、旅行先として人々が考える場所に加わり初めたばかりだ」と話す。同氏によると、食はトビリシの魅力を特に引き立てているという。「グルジア料理は本当に世界で最高のものであり、ワインはジョージアで5000年前に発明された」と指摘する。

ウズベキスタンのブハラ

ブハラ

Photographer: Ayako Tamura/Moment RF

ケニアのサハラ・ツリー・トップ・キャンプ

Source: The Explorations Company

フィンランドのウルホケッコネン国立公園

Source: Eleven Six PR


中国湖南省

Photographer: Jay Tindall, Remote Lands


アルゼンチンのウシュアイア

Photographer: Matthew Williams-Ellis

原題:Travel Agents Reveal Their Best Under-the-Radar Vacation Spots(抜粋)

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