Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

【米国株】S&P500続伸、原油高受け-ダウは下落

更新日時
  • モルガン・スタンレーが過去最高益、IBMは決算低調で大幅安
  • 米国債は下落、10年債利回りは4bp上昇し2.87%に

18日の米株式市場ではS&P500種株価指数が3日続伸。企業決算や原油相場の上昇が材料視された。米国債は下落、先物主導で午後に下げが加速した。

  • 米国株はS&P500が続伸-エネルギー株上昇、ダウは下落
  • 米国債は下落、午後に下げ拡大-10年債利回り2.87%
  • NY原油は続伸、米在庫縮小で-OPECの減産強化を期待
  • NY金は反発、ロシア制裁不安でパラジウム急伸

  決算シーズンの好スタートを背景に、S&P500種は小幅ながらプラスを確保。ニューヨーク原油先物の3%近い上昇で、エネルギー関連株が買われた。一方、低調な決算を発表したIBMが大幅安となり、ハイテク株全体を圧迫した。米国債市場では、貿易を巡る懸念が堅調な経済見通しに影を落としていることを示す地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表された後、10年債利回りの上昇が加速した。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%高の2708.64。ダウ工業株30種平均は38.56ドル(0.2%)下げて24748.07ドル。ニューヨーク時間午後4時35分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.87%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続伸。2014年以来の高値となった。米エネルギー情報局(EIA)の統計で原油とガソリン、留出油、ジェット燃料の広範な在庫縮小が示され、市場のさらなる引き締まりが示唆された。石油輸出国機構(OPEC)が今週開く会合で、世界的な減産の取り組みが強化されるとの楽観も広がっている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比1.95ドル(2.9%)高の1バレル=68.47ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は1.90ドル上げて73.48ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。対ロシア制裁に関する不安を背景に、パラジウムは急伸した。ニューヨーク時間午後2時38分現在、パラジウムのスポット相場は2.5%上昇の1039.77ドルと、昨年8月以来最長の8営業日続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前日比0.3%高の1オンス=1353.50ドルで終了した。

  ジャナス・ヘンダーソンの株式担当共同責任者、ジョージ・マリス氏はブルームバーグとのインタビューで「政治面が無風だったり、安定に向かう様子を見せたりする局面では必ず市場が堅調だということに気付くのが重要だ。そしてその理由は、経済と企業の基盤が現在非常に良好だということだ」と指摘した。

  米国債は株式相場が底堅く推移する中で下落。イールドカーブ(利回り曲線)は朝方フラット化していたが、午後の取引でその動きが鈍った。それでも5年債と30年債の利回り差は9営業日連続で縮小した。

原題:Stocks Rise on Earnings, Oil as Treasuries Decline: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Slide as Bond Futures-Led Drop Pares Early Flattening(抜粋)
Oil Rises Amid Shrinking U.S. Surplus as OPEC Prepares to Gather(抜粋)
PRECIOUS: Palladium Surges on Russia-Sanction Fears; Gold Rises(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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