Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

【NY外為】ドル上昇、地政学的緊張の緩和で米国債利回りが上昇

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18日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。金属・原油価格の上昇やロシアとの緊張の緩和、米地区連銀経済報告(ベージュブック)で相対的に明るい経済情勢が示される中で米国債利回りが上昇したことが手掛かり。

  原油相場は2014年以来の高値に上昇。原油と天然ガスの在庫縮小が示されたことや、原油の供給過剰がほぼ解消されつつある中でも石油輸出国機構(OPEC)とロシアが減産を継続するもようだとの報道が手掛かりとなった。トランプ政権はロシア大使館に追加制裁はないと通知した。

  ロシアのアルミ生産会社UCルサールに対する米国の制裁措置で供給懸念が広がったことなどから、金属価格も幅広く上昇した。

  ニューヨーク時間午後4時45分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%高。欧州時間には一時0.3%高となった。ドルは対円では0.2%上昇し1ドル=107円22銭。ユーロは対ドルで0.1%上昇の1ユーロ=1.2376ドル。

  この日公表されたベージュブックでは「見通しは引き続き明るいが、製造業や農業、運輸業を含む幅広いセクターの調査先が、新たに導入・提案された関税に懸念を表明した」と記された。

  ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、政策をより積極的に引き締める論拠は強くないとの認識を示した。

欧州時間の取引

  欧州時間にもドルが上昇。地政学的緊張の緩和が背景にある。ポンペオ米中央情報局(CIA)長官が北朝鮮を訪れ金正恩朝鮮労働党委員長と会談したとの報道を受け、朝鮮半島問題の平和的解決への楽観が強まった。また日米首脳会談での貿易協議でネガティブなサプライズが出る可能性は低いとの見方も広がった。

原題:Dollar Advances as Tensions Ease, Bond Yields Rise: Inside G-10(抜粋)
Dollar Gains as Tensions Ease, Pound Drops on CPI: Inside G-10

(見出しや第1段落など書き換えて更新します.)
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