アルミやニッケルが急騰、金属相場狂乱-対ルサール制裁の影響で

  • LMEでアルミニウム6年ぶり高値、ニッケルは2009年以来の大幅高
  • アルミ価格、短期的にトン3000ドルに上昇する可能性-ゴールドマン

ロシアのUCルサールに対する米国の制裁措置で、世界の金属相場に火がついた。

  中国以外で最大のアルミ生産会社であるルサールの市場締め出しで、メーカーやトレーダー、消費者は供給確保を急いでいる。こうした中でアルミニウム価格は6年ぶり高値、ニッケルは2009年以来の大幅高を記録。アルミニウム生産に必要な原料であるアルミナは過去最高値に達した。

  ソシエテ・ジェネラルの金属担当アナリスト、ロビン・バー氏は「これほどの混乱は前例がない」と指摘し、「事態の推移を観察するのは非常に興味深い」と語った。

  18日のロンドン金属取引所(LME)で、アルミニウム価格は一時前日比5.2%高のトン当たり2530ドル(約27万1000円)を付け、2011年8月以来の高値に達した。ゴールドマン・サックスは米制裁が相場に「著しく影響」しているとし、短期的に3000ドルへと上昇する可能性があると予測した。

 

  ルサールの市場シェアが大きかったアルミナの相場では、とりわけ顕著な影響が見られている。調査会社CRUグループのアントニー・エベリス氏によると、アルミナ3万トンの取引がトン800ドルで成立した。CRUの価格指数で従来の最高値は2006年の610ドルだった。

  18日のLMEではニッケルも前日比11%高のトン1万5730ドルまで急伸。他のロシア企業も米国の制裁対象になる恐れがあるとの思惑から買いを集めている。

原題:Metals Gripped by Turmoil as Rusal’s Sanctions Fallout Spreads(抜粋)
Goldman Sachs Warns Rusal Shock May Drive Aluminum to $3,000 (3)

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