ソフトバンク:2年ぶりCDS高水準、上場に向け保証解除地ならし

Pepper

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

ソフトバンクグループ(SBG)の社債保証コスト(CDS)が今週に入り大きく上昇。通信子会社ソフトバンク(SB)が上場に向け、親会社SBG債への保証を解除する方向で環境整備が進んでいるためだ。

  複数のトレーダーによるとSBGの5年物CDSは18日、220ベーシスポイント(bp)と、2016年3月以降で最大の水準で取引された。CMAによると、同社CDSは外債発行の報道があった16日、前週末比15bp増の217bpまで拡大していた。

  SBGは18日、既発債の早期償還を目的に総額2721億円の外貨建て債の発行条件を決定したと発表。SB上場にはSBG債への保証解除が必要とされているが、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、今回の新発債には「保証解除には投資適格級格付けの取得が必要」との条件が付いておらず、「保証解除が以前に比べ容易になる」と指摘している。

  SBG広報室の小寺裕恵氏は今回の外債発行について、子会社SB上場への準備が「目的の一つ」と述べた。大和証券の大橋俊安チーフクレジットアナリストは、CDS拡大の理由として、子会社の上場に向け、保証解除への環境整備が進んでいることを挙げた。ただ、格付けに変化が予想されないことなどから、SB上場を「いたずらに不安視する必要はない」とも指摘している。

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