「悪魔との取引」だとアックマン氏が批判-長年の宿敵絡んだ取り決め

  • ニューウェルが委任状争奪戦回避のためアイカーン氏と取り決め
  • アックマン氏のパーシングはニューウェル株を保有せず

資産家で投資家のビル・アックマン氏は同氏のファンド運用が今年低迷していることに多くの懸念を抱かざるを得ない状況だが、ニューヨークで17日開かれた投資家会議では、長年の宿敵と言えるカール・アイカーン氏がアックマン氏とは関係のない投資案件で結んだ取り決めに対して極めて厳しい言葉を投げ掛けた。

  「13Dモニター・アクティブ・パッシブ・インベスター・サミット」に参加したアックマン氏は、ジェフ・スミス氏が運用するアクティビスト(物言う投資家)ファンド、 スターボード・バリューとの委任状争奪戦を回避するためアイカーン氏との合意をまとめた家庭用品販売の米ニューウェル・ブランズを批判した。
  

ビル・アックマン氏

撮影:Patrick T. Fallon / Bloomberg

  アックマン氏はその際、ニューウェルは「委任状争奪戦で敗れるのを恐れるあまり、言ってみれば悪魔との取引をしてしまった」と述べた。会議での会話の中でニューウェルに関する質問に答えた。

  ニューウェルの担当者はコメントを控えた。アイカーン氏の代理人からのコメントは今のところ得られていない。

  ニューウェルの株式3.8%を保有するスターボードは2月、ニューウェル取締役会の全面刷新を求めて委任状争奪戦を開始。ニューウェルは変革プランを加速する間、株主3位で持ち株比率約7%のアイカーン氏に複数の取締役を送り込むことを認める取り決めをに結び、スターボードに対抗した。

  最新の届け出によれば、アックマン氏の投資会社パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントは、ニューウェル株を保有していない。

原題:Bill Ackman Calls Newell’s Icahn Agreement ’Deal With the Devil’(抜粋)

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