投資家の悲観度、EU離脱決めた英国民投票以来の水準-メリル調査

  • 見通しの悪化が明確に示される、企業収益への期待はピーク-回答者
  • 好業績見通しでも、防衛的なポジションを取る投資家が増加

合わせて5430億ドル(約58兆2700億円)の資産を持つ投資家らは世界の成長モメンタムについて、英国が欧州連合(EU)離脱を決めた国民投票以降で最も悲観的になっている。バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチの調査で明らかになった。

  同行の4月調査によると、向こう12カ月で世界経済がさらに強くなると予想したマネーマネジャーは差し引き5%と、2016年6月以来の低水準だった。回答者らは企業収益への期待がピークに達したとし、見通し悪化が浮き彫りとなった。

  決算発表シーズンを迎え、今回は7年ぶり好業績が見込まれるものの、警戒して防衛的なポジションを取る投資家は増えている。株式への投資配分は29%と1年半ぶりの低水準に落ち込んだ。3月は41%が「オーバーウエート」だった。一方、現金の割合は0.4ポイント増えて平均5%となり、過去10年の平均を0.5ポイント上回った。
            

  今後12カ月で株価収益率(PER)が上昇すると予想した回答者は差し引き約8%。2月は35%だった。 

  調査は貿易摩擦を巡る緊張が続く中で実施され、回答者の大半がこの問題を引き続き市場にとって最大のリスクとみていた。これに続くリスクとしては、タカ派的な金融政策ミスが挙がった。

原題:Money Managers of $543 Billion Are Least Optimistic Since Brexit(抜粋)

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