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プーチン大統領は米国との緊張緩和望む、シリア空爆後も

更新日時
  • ロシア大統領府は当局者に対して反米的な発言を控えるよう命令
  • ロシア議会、米企業への制裁対抗措置に関する法案を突如撤回
プーチン大統領

プーチン大統領

Photographer: YURI KADOBNOV/AFP
プーチン大統領
Photographer: YURI KADOBNOV/AFP

米国の対ロシア制裁で同国産業が打撃を受け、シリア空爆で両国の直接の衝突が懸念される中にあっても、プーチン大統領は米ロ間の緊張緩和を求めている。

  事情に詳しい関係者4人によると、プーチン大統領はトランプ大統領に対して、両国間の関係改善という公約を果たし、事態の悪化を避けるための新たなチャンスを与えることを望んでいる。関係者1人によれば、ロシア大統領府は当局者に対して反米的な発言を控えるよう命じた。

  ロシア議会が16日に米企業への広範囲な制裁対抗措置を発動する法案を突如撤回した理由は、プーチン大統領のこうした判断に基づくものだとすれば説明が付く。ロシアは内戦状態にあるシリアの政府軍を支援しており、米英仏による週末のシリア化学兵器施設攻撃が比較的限定的なものだったことは、ミサイルがすぐにも飛来することを明かしたトランプ氏のツイートを考えれば、ロシア政府内では前向きな合図と受け止められた。

  ロシア政府スタッフらも顧客とするコンサルティング会社、センター・フォー・ポリティカル・テクノロジーズのイゴル・ブニン氏は「プーチン大統領は数多くの大幅譲歩を行う用意があるが、負けていないように装う必要がある。ロシアが西側諸国と経済的に張り合うことはできないとプーチン氏は理解しており、西側諸国との戦争を始めるつもりもない」と分析した。
  

原題:Putin Said to Seek Trump Deal Even After Sanctions, Syria Attack(抜粋)

(ロシア議会の動きなどを追加して更新します.)
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