ドル下落か-1~3月プラス14.5%達成のマクロヘッジファンドが予想

  • 米国の潜在成長率は他国より低い-ハイダル・キャピタルCEO
  • ハイダル氏は円とユーロについて強気見通し示す

ヘッジファンド運用者のサイド・ハイダル氏は、世界経済が引き続き順調に推移すると予想している。ただ、経済成長がドルに恩恵をもたらすとはみていない。

  ハイダル・キャピタル・マネジメントの最高経営責任者(CEO)で資産規模約4億ドル(約430億円)のマクロファンドを運用するハイダル氏の注目点の一つは、ほぼ9年にわたって成長してきた米経済が、他国の成長ペースを上回るのは困難である可能性があることだ。

  ハイダル氏は「米国の潜在成長率は他国より低いため、言い換えれば、どの国も追い付こうとすることができる」と指摘。「ドルが若干割高となったのは確かで、上昇のわずかな部分の巻き戻しが進んでいるのにすぎない」と指摘する。

  ブルームバーグのドル・スポット指数は今年に入って約3.5%下落。4年連続で上昇した後、昨年は、年間ベースで約8.5%下げた。ハイダル氏は、円とユーロなどは、ドルと比較すれば依然として割安とみている。

  ハイダル氏の見方では、ドル・円の適正レートは1ドル=約90-95円。現時点は約107円。日本銀行が量的緩和を緩め、円が恩恵を受けると予想する。もちろん、こうした見方には反論もある。

  ユーロ・ドルの適正レートは1ユーロ=約1.35ドルと指摘。現時点は約1.235ドル。欧州中央銀行(ECB)は、ドラギ総裁が現時点で示唆しているよりもタカ派的になるとの見通しを示した。

  ハイダル氏によると、同氏が運用するジュピター・ファンドは1月にプラス13%のリターンを達成し、1-3月(第1四半期)の成績はプラス約14.5%。ヘッジファンド・リサーチのマクロ(トータル)指数によれば、マクロヘッジファンド全体の1-3月の成績はマイナス約1%だった。
  
原題:Macro Hedge Fund Up 14.5% in First Quarter Sees Dollar Falling(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE