IBM株が下落-粗利益率縮小や売り上げ伸び悩みを嫌気

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  • 1-3月期の売上高、為替調整なしでは横ばい
  • 粗利益率は0.6ポイント縮小し43.2%、通期1株利益見通し据え置き

IBMの株価が17日の米時間外取引で下落。同社がこの日発表した1-3月(第1四半期)決算では、粗利益率の縮小に加え、売上高が為替調整なしでは横ばいだったことが示された。

  1-3月期の売上高は191億ドル(約2兆円)と、アナリスト予想平均の188億ドルを上回った。前年同期比では5%増収だが、これはドル安の影響が織り込まれており、それがなければ売上高は横ばいだった。クラウドやアナリティクス、モバイル重視ビジネスを含む「戦略上不可欠な」事業部門の売上高は為替相場変動の影響を調整したベースで10%増の90億ドルだった。

  IBMの株価は時間外取引で一時5.8%下落し151.54ドルを付けた。通常取引終値は1.9%高だった。

  ジニ・ロメッティ最高経営責任者(CEO)は5年にわたる減収傾向からの脱却に取り組んでいる。昨年の終盤にこうした傾向に歯止めをかけたが、メインフレームサーバーの周期的需要ほどには新規事業が売り上げを後押ししなかった。ハードウエア販売の貢献が低下する際に業績回復を維持できるよう新たなソフトウエアやサービスの成長を高められるかどうか投資家は注目している。

  ロメッティCEOは数千人の職を米国外に移し、経費削減に取り組んできたが、粗利益率は1-3月期に前年同期比で0.6ポイント縮小し43.2%にとどまった。アナリストらはIBMが通期利益予想を上方修正すると見込んでいたが、同社は1株当たり13.80ドルに据え置いた。1-3月期の調整後1株利益は2.45ドルで、前年同期比で4%増加した。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は2.42ドルだった。

  同CEOは戦略的に不可欠な売上高を今年、400億ドルに拡大する目標を掲げている。同社は17日、目標達成に向かう方向にあると説明し、新規事業が過去1年間に売上高全体の47%を占めたことを明らかにした。

原題:IBM Falls After Quarterly Margins Narrow and Sales Stagnate (2)(抜粋)

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