Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が続伸、企業決算好調で貿易懸念後退

更新日時
  • ネットフリックス、ユナイテッドヘルスなどが好決算発表
  • 米国債利回り曲線フラット化、長短利回り格差は07年以来の低水準

17日の米株式相場は続伸。業界大手が予想を上回る決算を発表し、底堅い経済が企業利益を押し上げていることが示された。米国債は長期債が上昇する一方で短期債が下落。利上げ見通しと、落ち着いたインフレおよび経済成長水準の両方が引き続き市場の注目を集める中、長短利回り格差が2007年以来の水準まで縮小した。

  • 米国株は続伸、S&P500種は100日移動平均上回る-決算好調で
  • 米国債は長期債が上昇、短期債下落-イールドカーブはフラット化
  • NY原油は反発、中東リスクは後退もOPEC会合控え減産延長観測
  • NY金は反落、企業決算が好調で株買い強まる

  S&P500種株価指数は100日移動平均線を上回り、4週ぶり高値に達した。1-3月契約者数の伸びがアナリスト予想を上回ったネットフリックスは大幅高となり、ハイテク株の上昇に寄与した。ユナイテッドヘルス・グループも好決算発表を手掛かりに値上がりした。

  S&P500種株価指数は前日比1.1%高の2706.39。ダウ工業株30種平均は213.59ドル(0.9%)上げて24786.63ドル。ニューヨーク時間午後4時35分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満低下し2.82%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発。終値でバレル当たり66ドルを上回って引けた。中東での衝突を巡る警戒は和らいだ一方、石油輸出国機構(OPEC)の会合を20日控えて減産措置を延長するとの観測が浮上する中、日中はもみ合いの展開だった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比30セント(0.5%)高の1バレル=66.52ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は16セント上げて71.58ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3営業日ぶり下落。複数の大手企業の決算が市場予想を上回ったことから、株式を買う動きが活発になった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前日比0.1%安の1オンス=1349.50ドルで終了。一時は0.8%値下がりする場面もあった。

  米中貿易関係を巡る新たな展開があったが、一連の企業決算発表で影響は薄れた。中国の通信機器メーカーである中興通訊(ZTE)に対し米国が技術輸出禁止措置を講じたことに対し、中国は報復を検討していることを明らかにした。これとは別に中国は、2022年までに自動車合弁の外資出資制限を撤廃すると発表、自動車株を押し上げた。

  ロックウッド・アドバイザーズの最高投資責任者(CIO)、マット・フォレスター氏は電話で「市場は決算シーズンに上昇する傾向があり、そうした楽観論やセンチメントの一部が今、市場に表れてきたようだ」と指摘。「金曜の夜にはシリアに対するミサイル攻撃があり、政治関連の材料が数多かった。だがいま火曜午後を迎え、そんなことは誰の頭にもない」と語った。

  米国債は長期債が買われ、イールドカーブのフラット化が午後の取引で加速した。5年債と30年債の利回り差は8営業日連続で縮小した。

原題:Earnings Spur Stocks as Trade Woes Take Back Seat: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bull Flatten; Curves Hit Fresh Multi-Year Lows(抜粋)
Oil Resumes Advance Amid Hints That OPEC May Extend Output Cuts(抜粋)
PRECIOUS: Gold Slides as Strong Earnings Drive Demand for Stocks(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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