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きょうの国内市況(4月17日):株式、債券、為替市場

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●TOPIX3日ぶり反落、日米会談後の円高警戒-金融、輸出さえない

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  東京株式相場は、TOPIXが3営業日ぶりに反落。日米首脳会談後の為替のドル安・円高進行リスクを警戒する売りに押された。米国長期金利の先高観が薄れる中、銀行や保険など金融株が軟調、機械など輸出株、繊維や鉄鋼、非鉄金属など素材株も安い。

  半面、食料品や小売など内需株の一角は堅調で、相場全般を下支えした。食品では、JPモルガン証券が投資判断を「オーバーウエート」に上げた明治ホールディングスが買われた。

  TOPIXの終値は前日比6.24ポイント(0.4%)安の1729.98。一方、日経平均株価は12円06銭(0.1%)高の2万1847円59銭と小幅に3日続伸。

  第一生命経済研究所の藤代宏一主任エコノミストは、「為替が円安に動きにくいことは市場参加者の間でかなり浸透し、日米首脳会談で貿易摩擦の問題が取り上げられる可能性も勘案すると、足元で日本株を買えないのはやむを得ない」と言う。また、企業業績の面でも「慎重なガイダンスを出してくることへの警戒もある。現時点で1年先の1株利益は8%の伸びがコンセンサスだが、為替次第で1桁台前半に鈍る恐れがある」と指摘した。

  東証1部33業種は繊維、証券・商品先物取引、銀行、不動産、鉄鋼、保険、非鉄金属、機械、ゴム製品など27業種が下落。上昇は石油・石炭製品、鉱業、食料品、小売など6業種。売買代金上位では、「オプジーボ」の肺がん適応のデータ比較が米メルクの競合薬に劣位とアナリストから指摘された小野薬品工業が急反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を下げたGunosyは大幅続落した。これに対し明治HLDのほか、ユニー・ファミリマートホールディングス、東海カーボン、ルネサスエレクトロニクス、武田薬品工業は高い。

  東証1部の売買高は13億5346万株、売買代金は2兆1246億円。値上がり銘柄数は517、値下がりは1497。

●超長期債が小幅安、高値警戒感や20年入札が重し-日米首脳会談見極め

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  債券市場では超長期債相場が下落。利回り曲線のフラット(平たん)化進行で超長期ゾーンに対する高値警戒感が根強く、週後半に20年債入札を控えて上値の重い展開となった。

  現物債市場で新発20年物の164回債利回りは0.51%、新発30年物58回債利回りは0.705%と、それぞれ日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い水準で推移した。新発40年物の10回債利回りは横ばいの0.83%。超長期債は先週から今週初めにかけて買い進まれ、20年債は0.50%、30年は0.70%、40年は0.82%と、いずれも新発債として2016年12月以来の低い利回り水準を付けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「超長期債の利回りは節目の水準付近まで低下しているので、ここからはさすがに日本銀行のオペ減額も警戒され、一気に買い進むわけにはいかないという感がある」と指摘。19日の20年債入札は、「最低でも無難には消化される見通しにあるものの、結果を見極めたいというムードになりやすい」と言う。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは横ばいの0.035%で推移。新発5年物の135回債利回りは0.5bp低いマイナス0.115%に低下した。午後にはマイナス0.12%を付ける場面もあった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比1銭高の150円88銭で取引を開始。5年債入札への期待感から一時は150円91銭まで上昇した。その後は高値警戒感から上値が重くなり、150円84銭まで水準を切り下げ、結局は1銭安の150円86銭で引けた。

  財務省が実施した5年利付国債入札結果によると、最低落札価格が101円08銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想中央値の101円07銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.40倍と、前回の4.18倍から上昇。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1銭と、前回と同水準だった。

●ドル・円が3営業日ぶり107円割れ、日米首脳会談を警戒

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が下落し、3営業日ぶりに1ドル=107円台を割り込んだ。日米首脳会談を控えて、トランプ米大統領が通商交渉で強硬姿勢を示した場合の円高リスクが警戒された。

  午後3時35分現在のドル・円は前日比0.2%安の106円93銭。朝方付けた107円16銭を日中高値に、一時106円92銭まで値を切り下げた。

  みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、「日米首脳会談で無理難題を言われて安倍首相が宿題を持ち帰るような形になるとドル・円は急落だろうし、『友人と良い話ができた』という話になればすんなり108円ぐらいまで上がってもいい」と指摘。結果によって「上下1円位振れてもいい材料」とした上で、「トランプ大統領から脅し的なツイートがどこかで出てきかねないところがあり、その分ドル・円も重い」と話した。

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