Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

英語での受験、5月から可能に-中国金融業界にさらなる開放の風

  • 私募証券投資基金管理の外国籍上級スタッフ向け資格試験の一部対象
  • これまでは中国語でしか受験できず、外資は人材の奪い合いしてきた
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国で金融業界関係者向けの試験が英語で受けられることになった。同国金融市場の開放を示す最新の例だ。

  中国証券投資基金業協会が12日にウェブサイトで発表した資料によれば、私募証券投資基金管理の外国籍の上級スタッフは業界の資格試験を5月から英語で受けられるようになる。会長や社長のほか、投資や調査、トレーディングの各責任者といった職務の人が英語での受験が可能になるという。

  2兆6000億元(約44兆円)規模の中国の私募証券投資基金管理業界ではフィデリティ・インターナショナルやUBSアセット・マネジメント、マン・グループなどが事業免許を取得している。同業界は投資信託のように一般投資家向けに商品を販売するのでなく、中国本土の適格企業や個人の富裕層を対象としている。資格試験はこれまで中国語でしか受けられず、外資系金融機関は上級ポストを埋めるために、中国語を話せる限られた人材の奪い合いを演じてきた。

  上海に本拠を置くコンサルティング会社、Zベン・アドバイザーズのシニアアソシエート、リュウ・ミン氏は英語での受験が可能になったことについて、「グローバルな人材の受け入れに向けた大きなステップだ」と評価した。

  中国証券投資基金業協会によると、最初の英語での試験は5月4日に行われる。同協会は、私募証券投資基金管理のコンプライアンス(法令順守)とリスク管理の各責任者については引き続き中国語での資格試験合格が必要としている。

原題:Exam in English Adds to China Finance Industry Barriers Falling(抜粋)

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