カカオ豆は長期上昇相場か、供給不足を予想-チョコレート需要は堅調

  • シティグループは供給がここ10年で最も逼迫すると予想
  • 世界的供給過剰で価格は過去2年間に40%余り下落していた

ニューヨーク市場のカカオ豆価格が16日、上昇した。米シティグループが、供給はここ10年で最も逼迫(ひっぱく)した状況になると予想したことが背景。あるアナリストは、これは上昇の始まりにすぎず、「荒々しい長期上昇相場」の時が来たのかもしれないと指摘する。

先物相場が上昇

  ICEフューチャーズUS(ニューヨーク)のカカオ豆先物相場7月限はこの日、一時5.4%上昇し1トン当たり2714ドルと、2016年10月以来の高値を付けた。西アフリカでは天候が乾燥しカカオ豆の生育に悪影響が出ており、価格は今年に入って43%上昇している。西アフリカは世界のカカオ豆供給の3分の2以上を占める。  

  カカオ豆先物価格は世界的な供給過剰で過去2年間に40%余り下落していた。値下がりで打撃を受けた生産者は農場メンテナンス向け投資を削減。収穫高が減少し始める中、品質に影響が表れつつある。一方、チョコレート需要は引き続き堅調だ。

  シティグループは15日のリポートで、需要拡大と供給減少によりカカオ豆市場が今年と来年、供給不足に向かうと予測。国際ココア機関(ICO)のデータによれば、供給は08年以降で最も逼迫する可能性がある。

原題:Cocoa Goes Crazy as It’s Time to Be a ‘Raging Long-Term Bull’(抜粋)

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