【個別銘柄】小野薬急落、明治HLD上昇、業績観測失望ダイフク安い

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  • 小野薬「オプジーボ」は肺がん適応のデータ比較でメルクに劣位
  • JPモルガンは明治HLD格上げ、ダイフク業績報道は市場予想以下

17日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  小野薬品工業(4528):前日比8.7%安の2556.5円。米メルクと米ブリストル・マイヤーズ スクイブはそれぞれ、肺がん治療薬の第3相試験の結果を米国がん学会で公表。メルクの「キイトルーダ」は化学療法剤との併用で治療の慣行を変えるような結果を示す一方、BMYと小野薬の「オプジーボ」「ヤーボイ」併用は一部患者を対象に目標を達成したが、医師が治療薬を選択する際の重要な判断基準である延命効果は示せていない。メリルリンチ日本証券は、肺がん適応ではオプジーボが劣位に立ったと言わざるを得ず、現時点では保守的な見方が先行するだろうと指摘した。

  明治ホールディングス(2269):3.3%高の8530円。JPモルガン証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」、目標株価を8560円から9700円に上げた。同社のマネジメントクオリティを鑑みると、利益成長へのコミットメントが新・中期計画に織り込まれる可能性が高いと指摘。1.2兆円を超える売上高規模に対し営業利益率は8%未満で、収益性改善余地はまだ大きく、事業環境から早期達成は困難とみられるガイダンスで示した2021年3月期の営業利益目標1200億円を据え置けば、ポジティブ・サプライズとした。

  ダイフク(6383):1.3%安の5920円。19年3月期営業利益は前期推定比で1割弱増え、420億円程度になりそうと日本経済新聞が17日に報道。ブルームバーグ・データのアナリスト予想平均値484億円を下回った。岩井コスモ証券の大西等シニアアナリストは電話取材で、報道された利益水準が市場予想に対して弱く、失望売りが出ているほか、最近の株価上昇に対し調整売りも加わっている可能性があるとの見方を示した。

  ホギメディカル(3593):5.6%安の4290円。16日の決算説明会を受けSMBC日興証券では、国内病院の経営環境は厳しさを増しており、国内中心の企業には厳しい状況が続く印象との見方を示した。今期からプレミアムキットで攻勢をかけるために営業方法の変更、営業員の増加を計画していると同社から説明があったが、病院経営が厳しさを増す中で、同社製品の有用性を浸透させるには時間がかかるとみる。

  共英製鋼(5440):2.7%高の2079円。ベトナム北部の鉄鋼メーカーであるベトナム・イタリア・スチール・ジョイント・ストック(VIS)の株式を追加取得、子会社化すると16日午後発表。出資比率は65%に高まる。野村証券は、ベトナム北部では共英製鋼ベトナムで棒鋼事業などを展開しているが、現状は圧延工程のみで製鋼工程を持っていないと指摘。当初出資は共英ベトナムが半製品のビレットをVISから安定調達することが目的と考えられるが、子会社化でシェア拡大、市場ブレゼンスの強化にという別の意味を持つことになるとの見方を示した。

  古野電気(6814):8.7%高の851円。18年2月期の営業利益は前の期比3割増の19億9200万円。主力の舶用事業は国内、欧州で商船向けが増加、漁業向けは国内とアジアで伸び、生化学自動分析装置など産業用事業の低調や研究開発費の増加を吸収した。19年2月期は10%増の22億円と計画。ドル・円前提は1ドル=105円と前期比約7円の円高、ユーロ・円は1ユーロ=130円と約3円の円安を想定。

  パーク24(4666):1.6%高の2984円。「タイムズ駐車場」の3月の売上高は前年同月比6.5%増だった。今期に入り、5カ月連続で前年実績を上回った。

  スギホールディングス(7649):2.1%高の6270円。発行済み株式数の2.37%に相当する150万株、100億円を上限に自社株を取得すると発表。株式需給が好転するとの期待が広がった。

  TATERU(1435):1.7%高の2411円。SMBC日興証券は目標株価を2180円から2840円に引き上げた。18年12月期から収益寄与するReal Estate Tech関連事業の潜在成長性を株価は織り込めていないとしたほか、6月の住宅宿泊事業法の施行がTATERU bnb事業に追い風となることも指摘。

  Gunosy(6047):13%安の1688円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断を「オーバーウエート」から「中立」、目標株価を3800円から1700円に下げた。グノシーのアクティブユーザー数と広告売上高の減少という株価下落リスクが顕在化したと指摘。ニュース配信アプリの「ニュースパス」と女性向け情報の「LUCRA」は会社想定通りに推移しているが、短期的にグノシーの落ち込みをカバーするには至らないとみる。

  マネーフォワード(3994):7.5%高の4310円。17年12月ー18年2月期(第1四半期)の売上高は前年同期比78%増の9億500万円、営業損失は1億2300万円と前年同期から縮小した。自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」、クラウド会計ソフト「MFクラウド」シリーズで対応する金融関連サービスの増加に注力した。SMBC日興証券は、堅調なトップラインの成長が続いていると評価。昨年11月にグループ会社化したクラビスの自動記帳ソフト「STREAMED」は、新規登録会計事務所数が5.5倍と急拡大するなど買収シナジーが着実に表れている点も好印象、とした。

  ストライク(6196):4.8%高の6530円。5月末株主を対象に1株を2株に分割する。最低投資金額の低下による新規投資家層の流入、株式流動性の向上を見込む買いが入った。

  小松ウオール工業(7949):14%安の2281円。18年3月期の営業利益速報値は23億200万円と、従来計画の29億円から下振れた。販売競争が厳しさを増しており、売上高が想定に対し2.4%届かず、売上総利益率が低下した。

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