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米メルク、肺がん新薬でリード固める-ブリストル引き離す試験結果

  • ブリストル・マイヤーズの株価は一時10%急落
  • キイトルーダが標準的な治療薬となる公算大-BMOのアルファイ氏

メルクは、新しい世代の肺がん治療薬市場の覇権争いで米ブリストル・マイヤーズスクイブをかわし、リードを固めつつある。メルクが発表した新しいデータは、肺がん治療を大きく変える可能性を示唆した。

  両社は16日、新たに肺がんと診断された患者を対象とした臨床試験のデータをそれぞれ公表。メルクの「キイトルーダ」は、化学療法剤との併用で治療の「慣行を変えるような」結果が示された。ブリストル・マイヤーズの「オプジーボ」「ヤーボイ」併用療法も一部の患者を対象に目標を達成したが、医師が治療薬を選択する際の重要な判断基準である延命効果はまだ示せていない。

  BMOキャピタル・マーケッツのアナリスト、アレックス・アルファイ氏は、「この論争は終わったようだ」と指摘。メルクの試験結果は「素晴らしく、前例のない」ものであり、キイトルーダが標準的な治療薬となる公算が大きいと語った。

  16日の米株式市場でブリストル・マイヤーズの株価は一時10%下落し、取引時間中としては昨年1月以来の大幅安となった。メルク株は2.6%高で終了した。

  米国立がん研究所(NCI)によれば、米国では毎年15万人余りが肺がんで死亡している。

Winner and Loser

原題:Merck Cements Lead in Lung Cancer as Bristol-Myers Fizzles (3)(抜粋)

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