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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

【米国株】S&P500が1カ月ぶり高値、決算に注目

更新日時
  • 好調な企業決算シーズンへの期待感高まる-地政学リスク懸念は後退
  • 米国債はほぼ変わらず、イールドカーブはフラット化
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, April 16, 2018. U.S. stocks rallied and Treasuries slid as geopolitical tensions eased and investors turned their attention to corporate results.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

16日の米株式相場は反発。地政学的緊張が後退し、好調が予想される企業決算シーズンに投資家の注目が移った。米国債はほぼ変わらず。長期債を中心に利回りは上昇したが、その後は上げ幅を縮小した。

  • 米国株は反発、S&P500種が約1カ月ぶり高値に
  • 米国債はほぼ変わらず、10年債利回りは一時2.86%となる場面も
  • NY原油は反落、3年ぶり高値から下げる-中東の緊張緩和
  • NY金は続伸、ロシア制裁の影響を意識-パラジウムは急上昇

  S&P500種株価指数は約1カ月ぶりの高値を付け、年初来の下げを埋めた。米国主導によるシリアへのミサイル攻撃を受けた報復行動がなかったことや、貿易を巡る懸念の後退を反映した。アマゾン・ドット・コムが医薬品販売計画を棚上げにしたとの報道を受けてヘルスケア株が上昇し、指数上昇に寄与した。

  S&P500種株価指数は前週末比0.8%高の2677.84。ダウ工業株30種平均は212.90ドル(0.9%)上げて24573.04ドル。ニューヨーク時間午後4時30分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満上昇し2.83%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は6営業日ぶりに下落。中東での紛争を巡る懸念が和らぐ中、3年ぶり高値から下げた。トランプ米大統領は米英仏3カ国がシリアを攻撃した翌日、「任務は完了した」と宣言した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前週末比1.17ドル(1.7%)安の1バレル=66.22ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は1.16ドル下げて71.42ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。対ロシア制裁や、米国が主導するシリアでの軍事攻撃の影響が意識された。ロシアへの制裁で供給減につながるとの観測からパラジウムは急伸、終値で2月以来の高値となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前週末比0.2%高の1オンス=1350.70ドルで終了。NYMEXのパラジウム先物6月限は2.3%高の1003.75ドル。

Earnings Boost

  フェデレーテッド・インベスターズのチーフ株式ストラテジスト、 フィリップ・オーランド氏は電話で、「決算はかなり良好となる見込みで、前年同期比の伸びは恐らく15-20%近くになる。それが今後2カ月、株価をけん引するだろう」と指摘。「シリア攻撃が決算または経済に影響を及ぼすとはみていない」と話した。

  米国債相場は30年債を除く指標銘柄が下落。短期債の下げが比較的大きく、イールドカーブはフラット化した。

原題:Stocks Rally as Investors Turn Focus to Earnings: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Mixed, Flatten as Long End Maintains Bid Over Session(抜粋)
Crude Oil Falls From Three-Year High as Mideast Tensions Ease(抜粋)
PRECIOUS: Palladium Surges as Russia Sanctions Fuel Supply Fears(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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