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新興国の金融政策、先進国に類似し始める-ゴールドマンのリポート

多くの新興国ではインフレ率が低下し、通貨危機のリスクも後退していることから、先進国に類似した状況になり始めていると、米ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。

  新興国の政策と米金利との関連性の弱まりは、米金融政策の正常化が途上国による急激な利上げサイクルをもたらす可能性が低いことを示唆していると、ジャン・ハッチウス氏やジャリ・ステーン氏らゴールドマンのアナリストがリポートに記した。

  インフレ目標があり、為替の変動相場制を採用している15カ国の金融政策について分析した同リポートによると、新興国の政策当局は成長が急加速する中でも金利は歴史的基準に照らせばなお低いというジレンマに陥っている。

  リポートで挙げられた主なポイントは以下の通り:

  • 新興国の金融政策は現在、重要な部分において先進国に類似している。具体的には、それら新興国の中央銀行は現在、GDP成長や為替レートよりも生産・インフレギャップに一層注力している
  • 引き続き見られる相違は、新興国では先進国と比べて米金利がより重要な役割を果たしている点だ。ただ米金利重視の度合いが時とともに弱まっている兆候が見られる
  • 堅調な成長が続き米当局が引き締め軌道を維持しても、新興国では抑制されたインフレと余剰生産能力により金融政策正常化は緩やかなペースが維持されるだろう。この結論は、新興国の成長に対するゴールドマンの楽観的な見通しとおおむね一致する

原題:Goldman Sachs Says Emerging Markets Now Look Like Rich Countries(抜粋)

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