クレディSの17年報酬案でエートスが反対推奨-経営陣4.3%減額でも

  • エートスはローナー会長の再選も支持すべきでないと提言
  • ISSとグラス・ルイスは報酬案を支持するよう推奨

スイス銀行2位のクレディ・スイス・グループの2017年の報酬案について、同国の年金基金に助言するエートスは27日の株主総会で反対票を投じるよう株主に勧めた。海外の議決権行使助言会社が支持を表明したのとは対照的だ。

  14日の電子メールによれば、ウルス・ローナー会長の再選も支持すべきでないとエートスは提言。報酬の見直しが監査役会主導でないことを理由に挙げた。

  エートスのカウフマン最高経営責任者(CEO)は電子メールで、「報酬制度の改革は正しい方向に進んでいるが、さらなる赤字の計上を考えると変動報酬の水準はなお高過ぎる。株主の信頼を完全に取り戻すには新たな会長が必要だ」と指摘した。

  議決権行使助言会社インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシズ(ISS)とグラス・ルイスはいずれも今月に入り、クレディ・スイスの報酬案を支持するよう推奨。同行は報酬体系を見直し、一段のコスト削減重視を盛り込んだ。昨年は報酬水準を巡る投資家の反発を鎮めるため、業務執行理事会のメンバーらがボーナスの40%減額を申し出ていた。

  クレディ・スイスの17年報酬案で、経営陣の報酬は総額6990万スイス・フラン(約77億9000万円)と前年比4.3%減少。ティージャン・ティアムCEOの報酬は前年比5%減となる。ただ、同行全体のボーナス原資は前年比で3%増えた。

原題:Credit Suisse Gets Pay Opposition at Home After Overseas Support(抜粋)

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