安倍内閣支持率が危険水域の3割以下に-政権発足後初、NNN調査

  • 自民総裁にふさわしい人、自民支持層では安倍首相がなおトップ
  • 国民の厳しい目を重く受け止め、重要課題に取り組む-菅官房長官

Shinzo Abe, Japan's prime minister and president of the ruling Liberal Democratic Party (LDP).

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

安倍晋三内閣の支持率がNNNの世論調査で26.7%と3月の前回調査と比べて3.6ポイント下落した。2割台に落ち込んだのは2012年12月の第2次安倍内閣発足以来、初めて。政権運営が困難な「危険水域」に入ったとみなせる数字だが、政権としては北朝鮮問題への対応を協議する17日からの日米首脳会談など政策課題に取り組むことでばん回のきっかけを探る。

  報道各社が週末に行った調査では、朝日新聞が最低だった3月の前回調査と同じ31%、共同通信が37%で2週間前と比べ5ポイント下落した。

  首相は昨年10月の衆院選で自民党を大勝に導き、9月に予定されている自民党総裁選での再選が有力視されていたが、朝日新聞の調査では次の総裁にふさわしい人を聞く質問で、石破茂元幹事長と回答した人が28%となり、安倍首相の23%を上回った。ただ、自民支持層に限ると、安倍首相が47%、石破氏は24%だった。

  菅義偉官房長官は16日午前の記者会見で、「支持率は高い時もあれば低い時もある」と述べ、「経済再生や北朝鮮問題への対応という内外の重要な課題への取り組みに一つ、一つ、きちんと対応していきたい」と語った。「国民の皆さんから厳しい目が向けられていることを重く受け止める」とも述べた。

  14日には安倍内閣の退陣を求める大規模な集会が国会議事堂前で開かれた。共同通信によると、小泉純一郎元首相は同日、水戸市で記者団に、安倍首相は国民からの信頼がなくなってきており、自民党総裁3選は難しいとの見方を示した。

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