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Photographer: Tomohiro Ohsumi

ドル・円、地政学リスクへの懸念後退で買い先行-107円台半ば

  • リスク心理が若干後退し、円が売られやすい地合いに-上田ハーロー
  • シリアの件で下がったら買いたい人いっぱいいるのでは-三菱UFJ銀
Japanese 10,000 yen, left, and U.S. 100 dollar banknotes are arranged for a photograph in Tokyo, Japan, on Monday, June 20, 2016. Japanese shares fell, with the Topix index dropping for the first time in three days, as the yen rose ahead of the U.K. decision on European Union membership and investors awaited testimony from Federal Reserve Chair Janet Yellen.
Photographer: Tomohiro Ohsumi

東京外国為替市場のドル・円相場はドル買い・円売りが先行している。13日の米英仏によるシリア攻撃は短期的な軍事行動との見方を背景に、地政学リスクへの懸念に伴うリスク回避の動きが後退している。

  ドル・円は16日午前8時10分現在、前週末比0.2%高の1ドル=107円58銭。早朝から底堅く推移し、一時は107円61銭までドル高・円安が進んだ。円は主要通貨に対して全面安となっている。

シリア攻撃後のドル・円相場はドル高・円安

  上田ハーロー外貨保証金事業部の山内俊哉マーケット企画部長は、継続的なシリア攻撃のリスクが高まれば当然円高にはなるが、現時点ではむしろその懸念が後退するとみられ、リスク心理が若干後退し、円が売られやすい地合いになるとの見方を示した。

  米国防総省は14日、シリア攻撃について、シリア軍やロシアからの本格的な反撃もなく、アサド政権が化学兵器を再度使用する能力を後退させたと発表。トランプ大統領は攻撃の成果に関して「任務は完了した」とツイートし、英国のジョンソン外相もシリアの化学兵器関連施設に対する攻撃は1回限りの動きと述べるなど、地政学リスクの広がりは今のところと見られていない。

米国防省のシリア攻撃に関する発表記事はこちらをクリックしてください

  三菱UFJ銀行金融市場為替グループの野本尚宏調査役は、米英仏によるシリア攻撃を受けたドル・円相場の動きについては、「先週ある程度予想されていたことから、本件では下がったら買いたい人はいっぱいいるのではないか」と指摘した。

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