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ミステリアスなスイス・フラン下落-ロシア制裁の影響じわり

  • 対ユーロで15年1月以来の安値-避難先通貨にふさわしくない下げ
  • ロシア勢の間で流動性の必要性高まる-クレディ・アグリコル

神経質なロシアの大物実業家がスイス・フランの下げを主導したのかもしれない。

  今週のフラン下落は、相場が不安定な際の安全資産というこの通貨の性質にふさわしくないものだった。フランは対ユーロで2015年1月以来の安値を付けた。米国はシリアに軍事攻撃を仕掛ける構えを示しているほか、通商問題を巡って中国との対立が激化、またロシアの新興財閥を制裁対象とすることを発表した。

  クレディ・アグリコルの通貨ストラテジスト、マニュエル・オリベリ氏は「ロシア勢の間で流動性の必要性が高まっている上に、スイスに現金を預けておきたいという気持ちがないため、フランとリスクセンチメントとの相関関係に変化が生じている」との見方を示した。

  米国は先週、シリアでの行動や欧米民主主義の妨害を試みる行為などを理由に、新たな対ロシア制裁を発表。新興財閥も制裁対象となった。これを受けてルーブルやロシア株が売られた。

Weaker Haven

原題:Mysterious Swiss Franc Slide Shows Reach of Russian Sanctions(抜粋)

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