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きょうの国内市況(4月13日):株式、債券、為替市場

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●日本株3日ぶり反発、米政策懸念の後退と円安-輸出や素材、海運高い

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  東京株式相場は3日ぶりに反発。米国の通商、対シリア政策への過度な懸念が後退し、為替の円安推移も好感された。電機や機械など輸出株、鉄鋼など素材株、銀行など金融株が高い。世界貿易や中東情勢への警戒感が和らいだ海運株は、業種別上昇率でトップ。

  TOPIXの終値は前日比10.84ポイント(0.6%)高の1729.36、日経平均株価は118円46銭(0.5%)高の2万1778円74銭。

  東京海上アセットマネジメントの橋爪幸治シニアファンドマネジャーは、「グローバル経済が後退に向かうかもしれないタイミングで、物の流れを止めるような関税の引き上げは良くない。むしろ、TPPのように関税障壁を少なくし、持続的な景気回復をグローバルにエンジョイすべきところ」と指摘。通商問題のエスカレート懸念など「株価が下に振れる外部要因は、いったん織り込んだ」との見方を示した。

  東証1部33業種は海運、鉄鋼、銀行、機械、非鉄金属、証券・商品先物取引、パルプ・紙、電機など26業種が上昇。下落はサービスや医薬品、小売、食料品など7業種。売買代金上位では、モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を上げた三井金属、センサー事業改善に期待とメリルリンチ日本証券が指摘したTDKが高い。半面、前期のメディア事業の減速が想定以上と受け止められたディップは大幅安。資生堂やエムスリーも下げた。

  きょうの取引開始時に算出された日経225オプション4月限の特別清算値(SQ)は、12日の日経平均終値(2万1660円28銭)を193円64銭上回った。

  東証1部の売買高は15億2766万株、売買代金は2兆4391億円。値上がり銘柄数は1368、値下がりは638。

●超長期債上昇、オペ減額見送りや好需給観測-1年4カ月ぶり低利回り

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  債券市場では超長期債相場が上昇。新発20年、30年、40年債利回りは軒並み1年4カ月ぶりの低水準を付けた。前日の30年債入札が順調だった上、日本銀行による超長期債対象の国債買い入れオペが減額されず、需給の底堅さを示す結果となったため、買い圧力が掛かった。

  現物債市場で新発20年国債164回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.50%、新発30年物58回債利回りは0.5bp低い0.70%、新発40年物10回債利回りは1.5bp低い0.825%と、いずれも2016年12月以来の水準まで低下した。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「きょうも超長期債が買われており、利回り上昇を待っていても仕方ないということだろう。20年で0.5%、30年で0.7%と節目まで買われ、40年も追いかけていく展開だ」と指摘。「超長期ゾーンでしか利回りが確保できない。米国債も不安定で投資しづらい状況だ」と述べた。

  長期金利の指標となる新発10年物350回債利回りは0.5bp高い0.035%で始まり、いったん0.03%を付けたが、再び0.035%に戻した。

  長期国債先物市場では、中心限月6月物が前日比3銭安の150円92銭で取引を始め、午後に長期・超長期債が買われると横ばいの150円95銭まで戻した。その後は再び売りが優勢となり、結局6銭安の150円89銭と、この日の安値で引けた。

  日銀はこの日、中期と超長期債を対象に国債買い入れオペを実施。残存期間1年超3年以下が2500億円、3年超5年以下は3300億円、10年超25年以下は1900億円、25年超は700億円と、いずれも金額が据え置かれた。応札倍率は1年超3年以下が5.22倍と昨年8月以来の高水準となり、3年超5年以下は4.16倍と高水準を維持。一方、10年超25年以下は2.84倍、25年超は3.11倍だった。

●ドル・円は約6週間ぶり高値、リスク選好で107円50銭の抵抗線を突破

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が約6週間ぶり高値を付けた。シリア懸念の後退やトランプ米政権による環太平洋連携協定(TPP)への復帰検討を受けて、リスクセンチメントの改善に伴う円売りが優勢となり、ドル・円はこれまで心理的な抵抗線となっていた1ドル=107円50銭を突破した。

  ドル・円は午後4時1分現在、前日比0.2%高の107円58銭。朝方に107円21銭まで小緩んだ後、日本株の上昇を背景に一時107円48銭まで上昇。その後、5日に付けた月初来高値(107円49銭)手前で伸び悩む展開が続いたが、午後には同水準を上抜けて一時107円66銭と2月27日以来の高値を付けた。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジストは、「週末にかけては少しリスクオンムードが戻ってきている感じ」だとし、ドル・円は月初来高値を抜ければ少し走る可能性があると指摘。もっとも、シリア問題も貿易摩擦問題も「合理的な先読みが困難」で、来週に日米首脳会談も控えて、一方的にどんどん上値を試す動きにはならないと予想した。

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