Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

テクノロジー投資のヘッジファンド、株価急落でもプラス10%リターン

  • シレブラ、買収標的となったミュールソフトへの投資が奏功-関係者
  • 世界のヘッジファンド運用成績、約67%がマイナス-ユーリカヘッジ
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

テクノロジー株に投資するヘッジファンド、シレブラ・キャピタル・マネジメントが3月にプラス10%のリターンを上げた。フェイスブックやアマゾン・ドット・コムなど世界的な大手テクノロジー株が急落しても、悪影響をうまく回避した。
  
  事情に詳しい関係者によると、同社の11億ドル(約1200億円)規模のファンドは規模が小さめのテクノロジー企業を対象とするブル・ベア投資戦略で利益を上げた。情報は非公開だとして匿名を条件に語った。買収の標的となったソフトウエアメーカーの米ミュールソフトの株価が3月に42%上昇し、リターンの半分は同社からのものだったという。シレブラは昨年、ミュールソフト株を購入していた。
   
  調査会社ユーリカヘッジによると、世界のヘッジファンドの3月の運用成績は2カ月連続のマイナス。通商摩擦の激化や、世界経済の成長鈍化懸念などが響いた。株価上昇に賭けるライバルが不意を突かれる中でも、ブル・ベア戦略を採るシレブラは相場の急落から利益を得た。

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Equity market-neutral hedge funds like Sylebra beat stock-focused peers since February

Source: Hedge Fund Research Inc.

  関係者によると、シレブラは米国以外の銘柄のほか、中小型株を選好。同社の担当者はコメントを控えた。

  ユーリカヘッジが世界で調査対象とするヘッジファンドの約67%が、3月はマイナスの運用成績だった。同社のデータによると、テクノロジーに焦点を絞ったファンドは平均0.2%のマイナスで、プラスを確保したのは38%にすぎなかった。
        

原題:Shunning Tech Giants Helps Hedge Fund Gain 10% as Stocks Tank(抜粋)

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