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日銀が「女性活躍ETF」に投資、JPX400から資金シフトへ

The Bank of Japan (BOJ) headquarters.

The Bank of Japan (BOJ) headquarters.

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
MSCI日本株女性活躍指数とJPX日経400、関連ETFの推移
The Bank of Japan (BOJ) headquarters.
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  日本銀行は12日、設備・人材投資企業支援の指数連動型上場投資信託(ETF)を買い入れる特則の適格指数に、新たに「MSCI日本株女性活躍指数(セレクト)」を選定した。野村証券の松浦寿雄ストラテジストはリポートで、日銀もESG(環境・社会・ガバナンス)投資を開始すると指摘。今回の指数は、「17年7月にGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がESG投資開始を公表した際に選んだ3指数のうちの1つと基本的に同一」としている。

  松浦氏は、設備人材ETFに対し毎営業日12億円の買い入れが実施されているが、ルールに則り設備人材ETFの買い入れが上限額に達して以降、「最近はほぼ全てがJPX日経400連動ETFの買い入れに向かっていた」と言及。今回の決定でこうした状況に変化が生じ、JPX日経400連動ETFに向かっていた資金が新ETFに流れるとの認識を示した。

  女性活躍関連ETFは、昨年9月に大和証券投資信託委託の「ダイワ上場投信ーMSCI日本株女性活躍指数(WIN)」が上場、5月15日には野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS MSCI日本株女性活躍指数(セレクト)連動型上場投信」が新規上場する。

  MSCI日本株女性活躍指数は時価総額上位500銘柄のMSCIジャパンIMIトップ500指数を対象とし、性別多様性スコアに基づき、業種内で優れた企業を選別して算出されている。非常に深刻な不祥事を起こしていたり、人権や労働者権利で深刻な問題を起こしていると評価された企業は対象外。現在の業種ウエート上位は金融(25.93%)、資本財サービス(19.45%)、一般消費財サービス(14.84%)、ヘルスケア(13.59%)などで、昨年12月末時点の構成銘柄KDDIアステラス製薬ブリヂストンNTTドコモキヤノンダイキン工業HOYA三菱UFJフィナンシャル・グループ三菱電機リクルートホールディングスなど。

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