LMEアルミ:週間ベースで30年ぶり大幅高へ、供給懸念強まる

今週のロンドン金属取引所(LME)のアルミニウム相場は週間ベースで少なくとも30年ぶりの大幅高となりそうだ。ロシアのアルミ生産会社UCルサールに対する米国の制裁を受け、買い手は供給確保に動いている。

  12日のアルミ相場(3カ月物)は前日比3.3%高の1トン=2325ドルで終了。一時3.6%高の2331ドルと、2012年3月以来の高値を付けた。週間上昇率は約14%と、1987年6月までさかのぼるブルームバーグのデータで最も大きい。米中西部に出荷されるアルミに対して指標価格に上乗せされるプレミアム(割増金)は過去最大の伸びとなった。

  中国以外でアルミ生産最大手のルサールは12日、原材料となるアルミナの一部出荷について「不可抗力条項(フォースマジュール)」の発動を宣言したと関係者が明らかにした。前日にはスイスの資源商社グレンコアが同条項を発動させていた。LMEとCMEグループのニューヨーク証券取引所(NYMEX)COMEX部門がルサールのアルミの受け渡しを認めない方針を発表したこともあり、供給懸念が強まっている。

  TDセキュリティーズの商品ストラテジスト、ライアン・マッケイ氏(トロント在勤)は電話インタビューで、「誰もが供給確保を急いでいる」と指摘。「ルサールが生産したアルミのかなりの部分が市場からなくなるとみられている」と述べた。

原題:Aluminum Set for Best Week in Three Decades as Supply Woes Mount(抜粋)

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