トランプ氏:貿易戦争は回避可能、中国が一段の市場開放に前向きなら

  • 最終的には米中両国とも新たな関税を賦課しないで終わる可能性
  • 習主席演説を中国が米国への市場開放を進めるシグナルと解釈

習近平主席

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

トランプ米大統領は12日、中国政府が米国への一段の市場開放に前向きなら、米国は中国との貿易戦争を回避できるかもしれないと述べ、関税を巡る紛争を避ける道筋を示した。

  トランプ大統領が中国からの輸入品1000億ドル(約10兆7000億円)への追加関税検討を指示し、米中間の緊張が高まってから1週間たったこの日、大統領は米中両国とも最終的には新たな関税を賦課しないで終わる可能性があると発言。「いまわれわれはまさに交渉しており、中国が米国を公正に扱うことになるだろうと私は考える。中国はそれを望んでいると思う」と、農業州の共和党知事および議員との会合で語った。

  トランプ大統領のこの発言は、米政権が今週貿易問題で発し続けた融和的なシグナルを裏付ける。共和党指導部は、中国への輸出に強く依存している米農業が中国の報復措置によって打撃を受けることを特に懸念している。中国は報復関税案の主要な対象に米国産大豆や豚肉を含めた。

  トランプ大統領は博鰲(ボアオ)アジアフォーラムでの習国家主席の演説に言及。習主席は「多くの税や関税を廃止するだろう」と述べ、中国が米国への市場開放を進めるというシグナルを発したとの見方を示した。

原題:Trump Says Trade War May Be Averted If China’s Xi Lowers Tariffs(抜粋)

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