トランプ発言よりも金利やサイバー犯罪を懸念:ゴールドマンCEO

ゴールドマン・サックスのロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)

Photographer: Scott Eells

米ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)は、トランプ米大統領のツイッターよりも金利の上昇やサイバー犯罪を懸念していると述べた。

  ブランクファイン氏は12日、訪問先のブリュッセルから米ポリティコのウェブキャスト取材に応じ、現在のように経済に「滑走路がはっきりと」見えているが、見落としているリスクが無いかどうかが心配だと述べた。そうしたリスクの一つにトランプ大統領の言葉があるわけではないが、大統領の発言は「手に負えなくなっている」と述べた。

  同氏は「政治がこれほど苦々しく、ネガティブな状況」は見たことがないが、「すべての発言にいちいち感情的に反応しない」と発言。トランプ大統領や政権の「発言はその内容ほどには、現実の行動を伴っていない」として、ホワイトハウスでは「予測可能性は美徳とされていない」と続けた。

  英国の欧州連合(EU)離脱にたびたび批判的な見方を公にしているブランクファイン氏は、「現時点での影響はもっと大きくなっているはずだと考えていた」と述べた上で、政治的な不透明感が依然として企業のロンドン投資を敬遠させる可能性が高いと指摘した。

  ゴールドマンは英国のEU離脱前に決定したロンドン新本社の建設計画を進めている。ブランクファイン氏はロンドンが今後も欧州金融の中心的役割を担うとした上で、ゴールドマンはパリとフランクフルトでの事業を拡大する計画だとあらためて述べた。

原題:Blankfein Worries About Cybercrime, Less About Trump or Economy(抜粋)

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